家庭法座 No.323 号
花ざかり 心の中に 法咲かせ
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福井の4月は「桜の花」と共に、あちこちの桜の名所で「お花見」が盛んに行なわれます。
陣取り合戦のようにマットを敷き、桜の花の下で語らい、酒を酌み交わし、自慢の喉を披露するシーンがテレビに映ることもありますね。
ただ、泰平の春を謳歌されることも、「誠に結構なこと」ですが、果たしてそこに「過ぎ行く春を惜しむ心」はあるでしょうか?
散り行く桜を通し、どうか「人生において束の間のものである」との「深い情緒」も持っていただきたく思うのです。
ある寺院に集う小学校6年生の子どもたちは、ご本山で「帰敬式(おかみそり)」を受式し、法名をいただかれたとのことです。
きっと、そんな子供たちの心には「み法の花」が咲き、そして、「帰敬式(おかみそり)」の感激は生涯忘れられないものとなることでしょう。
いや、その前に、大人のあなたは「人生の先輩」として「仏さまの教え」を聞いてこられたでしょうか?
寺院に集う子どもたちのように、「朝夕の礼拝を欠かさない身」となっていますか?
野山に新芽が芽吹く「春爛漫のこの4月」にこそ、どうか、一生散ることのない「み法の花」を咲かせる身となる覚悟をさせていただきましょう。
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今月の行事案内
・寺青布教大会 4月20日(木曜日)午前&午後
どなたでもお参りください。
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