家庭法座 No.322 号
怨みには 怨みを以て するなかれ
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
人間は「自分が他人に対して行った親切」は忘れないが、「他人から蒙ったご恩」は忘れがちです。
また、他人に危害を与えても気が付かないのに、他人から受けた迷惑は、いつまでたっても執念深く憶えているものです。
憶えているだけならともかく、何かにつけてそれを口にし、仕返しをしようとする人も世の中にはあります。
なかなか「怨みは水に流せ」と言っても無理かもしれませんが、仕返しには必ず仕込しが返って来て、醜い争いは絶えません。
この「永遠の争い」を止める道は「怨みがあっても、仕返しをせぬこと」だと「み仏」は教えてくださっているのです。
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
今月の行事案内
・彼岸会法座 3月20日(月曜日)午前&午後
どなたでもお参りください。
コメント