家庭法座 No.326 号
無眼人はみな 光明も知らず 生命尽く
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仏教で「悪人の象徴」として登場する「ダイバダッタ(提婆達多)」という人物があります。
この「ダイバダッタ」には「神通力」までも備わり、「非常に優秀な人物」なのですが、大変に「自惚れ(うぬぼれ)の強い人物」でもありました。
やがて「ダイバダッタ」は、「自分はお釈迦さまの弟子の誰よりも優れている」と驕り高ぶり、権力の座を狙って「お釈迦さまの殺害」と「教団の乗っ取り」を企てます。
こうして「争い」を望んだ「ダイバダッタ」は、「無間地獄」へと堕ちていってしまうのです。
自惚れは「自分を省みる眼」や「人を見る眼」、「仏を仰ぐ眼」をも覆ってしまう恐ろしい病気です。
自分を深く省み、生命ある限り「仏の徳を仰ぐ日暮し」をさせていただくことこそ、真実の幸福への唯一つの道なのです。
当に「仏法は聴聞に極まることなり」でありました。
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今月の行事案内
・門徒総会、懇親会 7月 9日(日曜日)午後5時より
・墓参会法要 7月14日(金曜日)午後7時より
・常例法座 7月20日(木曜日)午前&午後
どなたでもお参りください。
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