家庭法座 No.378 号
仏眼に 五劫思惟の 慈光満ち
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ことわざに「目は心の窓」とか「目は心を映し出す鏡」などとあります。
仏さまの眼は『半眼(はんがん)』といい、半分開いています。
それは、開けた半分は「外の世界」を、閉じた半分は「自分の心の中」を見ていることを表しています。
開けた半分の眼では、「世の中にいかに醜いことが沢山まかり通っているか、どんなに苦しみや悲しみが多いか」を見ておられます。
これは「私たちと一緒に悲しんでくださっている眼」であります。
閉じた半分の眼では、「自分はこれでよいのか」と、ご自身の心の中を静かに厳しく見つめておられます。
これは、遠い遠い計り知れないほどの昔から「世の衆生に、彿の心を分かって欲しいと願っておられる『知恵』と『慈しみ』の眼」であります。
静けさと、鋭さと、温かさ、優しさ、つまり、仏さまの「深い智慧」と「大きな慈悲の光」が底から溢れ出ている眼なのであります。
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・報恩講法要 10月20日(水曜日)
午前 9時30分~(午前中のみ)
マスク着用の上 どなたでも ご参拝ください
(※コロナ感染状況で休座する場合もあります)
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