行事内容 Feed

2015年7月 1日 (水)

家庭法座 No.302 号

蜉蝣の 寿命一日 われ何歳

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夏の水辺を飛ぶ蜉蝣という虫は、「朝に生まれ、夕方には死ぬ」と言われています。

もし、「その通り」だとすると、まことにはかない一生です。

それに比べ日本人の平均寿命は「男子は80歳」、「女子は86歳」とのことです。

蜉蝣と比べると、何と長命なことでしょう。

しかし、「ただ生きてきた」というだけで、馬齢を重ねるだけなら、何の値打ちもありません。

人間として「悔いの無い生き方」をしなければ、「生まれた意味」も、「生きた甲斐」もありません。

称名

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Houza_no302

今月の行事案内

・お盆法要 7月14日(火曜日)夜7時より
・常例法座 7月20日(月曜日)午前&午後
・勤行練習 7月22日(水曜日)夜7時より

どなたでもお参りください。

2015年6月13日 (土)

家庭法座 No.301 号

この悪人 み法の慈雨も 蓑で避け

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親鸞聖人は「お正信偈」の中で「大悲無倦常照我(だいひむけんじょうしょうが)」と述べられています。

これは、「み仏のお慈悲は飽きもせず、常に私を照らしくださる」と「み仏のお心」に感動しておられるのです。

み仏のお慈悲に気付かぬ私たちは、み仏に背を向け、逃げまわっています。

ちょうど、「親不孝な子が、降り注ぐ親の愛に気付かず、親に反抗し、親を無視し、親から逃げまわっている」のと同じようです。

ですが、親は飽きもせず、子の事を思い患い、自分の愛を受け入れてくれるよう願ってくれています。

私たちの本当の幸せは「み仏のお慈悲に気付く時」に始まるのです。

それが「お念仏」です。

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Houza_no301

今月の行事案内

・勤行練習 6月17日(水曜日)夜7時より
・常例法座 6月20日(土曜日)午前&午後

どなたでもお参りください。

2015年5月 3日 (日)

家庭法座 No.300 号

この子にも 生きる力の お念仏

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こうして法座ハガキも300号に達しました。

これまで続けてこられたのは、仏祖と皆様のお蔭と感謝しています。

さて、人間の幸せとは何でしょうか。

・立派な家に往むこと?
・財産や地位があること?

いえいえ、そうではありません。

立派な家に往んでいる人にも「深い悩み」があり、どれほど財産や地位があっても「大きな悲しみ」から逃れることはできません。

人間の最大の幸せは、み仏の教えに遇い、お念仏を喜ぶことです。

この幸せを子や孫にも伝える。

それが「親の愛」であり、「親の責任」なのです。

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Houza_no300

今月の行事案内

・お勤め練習 5月13日(水曜日)夜7時より
・永代経法要 5月20日(水曜日)午前&午後&夜

どなたでもお参りください。

2015年4月 7日 (火)

家庭法座 No.299 号

花は咲き 鳥も歌わん 春八日

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4月8日は花祭り、お釈迦さまの誕生日です。

思えば、お釈迦さまがこの世に生まれたからこそ仏教があり、私たちが暗黒の世の中で真実の光に遇うことが出来たのです。

あらゆる生物の中で、生まれ難い人間に生れ、聞き難い仏法を聞く身になることは、よほど深いご因縁がないとできません。

そのためにお釈迦さまは80年のご生涯を通じて、私たちの為に、大変なご苦労をしてくださいました。

4月8日も、感謝のお念仏をいたしましょう。

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Houza_no299

今月の行事案内

・お勤め練習  4月 8日(水曜日)夜7時より
・寺青布教大会 4月20日(月曜日)午前&午後

どなたでもお参りください。

2015年3月 3日 (火)

家庭法座 No.298 号

われ一人 よかれと思う 蜘蛛の糸

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芥川龍之介の短編小説でも知られる「蜘蛛の糸」という有名なお話しがあります。

あらすじは次のようになります。

お釈迦さまはある時、極楽の蓮池を通して下の地獄を覗き見た。

罪人どもが苦しんでいる中に「カンダタ(犍陀多)」という男を見つけた。

カンダタは悪党であったが、一度だけ善行を成し、それは小さな蜘蛛を踏み殺しかけて止め、命を助けたのだ。

それを思い出したお釈迦さまは、彼を極楽へ導こうと、一本の蜘蛛の糸をカンダタめがけて下ろした。

極楽からの蜘蛛の糸を見たカンダタは「この糸を登れば助かる」と考える。

そこで蜘蛛の糸につかまって登り始めた。

ところが、ふと下を見下ろすと、地獄の罪人達が自分の下から続いてくる。

こんなに登ってきたら、糸が切れてしまう。何とか自分だけは助かりたい。

そう思ったカンダタは、「この蜘蛛の糸は俺のものだ、下りろ」と喚いた。

すると蜘蛛の糸がカンダタの所から切れ、彼は再び地獄に堕ちてしまった。

それを見ていたお釈迦さまは悲しそうな顔をして蓮池から立ち去った。

昔は教科書にも掲載され、「道徳的教育の一環」として扱われていたように思います。

このお話しの本質は、「たとえそうしたくなくても、そうせざるを得ない自分がいる」ということに気づくことが大切なのではないかと思います。

結局、自分はおろか、誰も救えやしないのです。

そうであるのに、「私だけは違う」と、みんな「そのことに気付かないふり」をしている。結局、カンダタと変わりはしないのです。

近ごろ、自分の事しか考えない人が、以前にも増して増えているようです。

自分の為しか考えない人は、他の人から好かれる筈がありません。

結局は自分の損です。

仏さまは、このような人を哀み、「広い心を持って欲しい」と願っておられます。

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Houza_no298

今月の行事案内

・お勤め練習 3月11日(水曜日)夜7時より
・彼岸会法座 3月20日(金曜日)午前&午後

どなたでもお参りください。

2015年2月 1日 (日)

家庭法座 No.297 号

卜占に 心うごかす 弱き者

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占いは、「当たるも八卦、当たらぬも八卦」などと昔から言われます。

これは、要するに「占いが当てにならないものだ」ということなのです。

当てにならないものを当てにしたり、それに惑わされたりすることほど愚かなことはありません。

親鸞聖人は、そのような愚かなことを何よりも嫌われましたし、「仏教は元々、占いや祈祷を迷信として排斥すること」から始まったのです。

神社は論外としても、「祈祷」や「おみくじ」を売り物にする寺院などは、「仏教の仮面を被った原始宗教」とも言うべきでありましょう。

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Houza_no297

今月の行事案内

・涅槃会  2月15日(日曜日)
・常例法座 2月20日(金曜日)午前&午後

どなたでもお参りください。

2015年1月 1日 (木)

家庭法座 No.296 号

み仏の み法と生きる この一年

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謹賀新年

昨年中は大変お世話になりました。

本年も宜しくお願い申し上げます。

正月を迎え、またひとつ、年を頂きました。

お互い、年齢と共に、眼も、耳も、衰えてきます。

あるご門徒の方は、ご高齢となられ、「お説教を聞いても、あまり聞こえない」とのことです。

それでも、毎月お寺へお参りされ、次のように仰います。

お説教は聞こえないけどネ
仏さまのお慈悲のお話しだから
こうしてお参りさせていただくのよ

お慈悲に包まれ、み法の中に生きておられます。

今年一年、私たちも仏法聴聞に励み、日々を健やかに送りたいものです。

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今月の行事案内

・元旦会法要  1月 1日(木曜日)午後2時より
・御正忌法座  1月20日(木曜日)午前&午後

どなたでもお参りください。

2014年12月 1日 (月)

家庭法座 No.295 号

時移り 人変れど 法不変

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あっと思う間に月日が経って、今年ももう終わりです。

この一年、様々な出来事がありました。

新たな出会いもあり、悲しい別れもありました。

平和な日本も、移り変わりが激しく、山も川も、野も町も、どんどん姿を変えてゆきます。

しかし、こうしてすべてのものが変わってゆく中で、ただひとつ変わらないものがあります。

それは「み仏の教え」であり、「如来さまのお慈悲」です。

  煩悩に眼さえられて 見えずといえども
  大悲は倦きこと無くして 常に我を照らしたもう

この「親鸞さまのお言葉」を深く噛み締めつつ、歳の瀬を送りましょう。

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今月の行事案内

・常例法座  12月20日(土曜日)午前&午後
・除夜会法要 12月31日(水曜日)午後3時より
・元旦会法要  1月 1日(木曜日)午後2時より

どなたでもお参りください。

2014年11月 1日 (土)

家庭法座 No.294 号

痛むべし 信なきこの身 恥じるべし

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信仰の形には、四種類があります。

第一は、祈祷、呪術、まじないなどをする宗教。

第二は、善を積み、悪を止める宗教。

第三は、心の安定と浄化を努める宗教。

第四は、「人間の善や清浄の限界」と「悪や穢れの無限」に気付き、この救い難い人間性の救われる道は、み仏の誓いに身を委ねる以外にないことに目覚めて、念仏を喜ぶ宗教です。

しかし、多くの人は、現代でも「第一の立場」に留まっています。

第二、第三の立場に立つ人すら稀であり、第四の立場(親鸞聖人の信仰)に目覚める人は極めて稀なのです。

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Houza_no294

今月の行事案内

・勤行教室 11月18日(火曜日)夜7時より
・常例法座 11月20日(木曜日)午前&午後

どなたでもお参りください。

2014年10月 1日 (水)

家庭法座 No.293 号

病む妻と 老いたる吾を つつむ秋

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元来、「つま」は男女に関わらず配偶者を指し、「夫」と書いて「つま」とも読まれる。

やがて、男性から女性の配偶者、または、恋人を指す言葉となり、現代では主に夫が女性の配偶者を指す時の称として「妻(つま)」が用いられるようになった。

ところで、せっかく結婚しても、若いうちに配偶者が死ぬなどで、夫婦ともども70歳、80歳まで長生きする例は、長寿時代の現在でも、そうざらにあるわけではない。

たとえ両人とも長命であっても、揃って元気とは限らない。眼も耳も悪くなり、身体の自由がききにくくなる。

果ては一方が、時には両方が、病み、寝込む。それが「老齢」というものだ。

何事も始めがあれば、終りがある。

その終りの日々が安らかで、出来るだけ幸せであるためには、お寺へお参りし、仏法聴聞によって、お念仏をいただくことが何より大切である。

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Houza_no293

今月の行事案内

・報恩講法要 10月20日(月曜日)午前&午後
・お勤め教室 10月28日(火曜日)夜7時より

どなたでもお参りください。