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2010年7月21日 (水)

嫁脅しのお面

今月の常例法座においても、お勤めに「親鸞聖人讃歌」を皆さんで唱和しました。

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親鸞聖人讃歌 編著:豊原大成  出版社:(株) 自照社出版

常例法座の午前の席は、この私、住職の自勤で、午後の席では、吉崎御坊の願慶寺ご住職にお取り次ぎをいただきました。

私は、歎異抄第四条の「浄土の慈悲」について、次のようなお取り次ぎをさせていただきました。

  人間の愛には、限界があります。

  本当の愛とは、我の超えた愛、慈悲であります。

  その慈悲を実践するのには、まず自身が何はさておいても
  念仏申す身になることが一番大事なことです。

参詣された皆さん、それはそれは熱心にお聴聞してくださいました。

午後の席は、蓮如上人御旧跡地の吉崎御坊にあり、全国的に有名な「嫁脅し肉付き面」を所蔵される願慶寺のご住職です。

今回は、大変な無理をお願いし、願慶寺さまより「嫁脅しの面」と「掛軸を二幅」を持参していただきました。

ご講師の弁舌に大勢の参詣者は「笑い」と「感動」に包まれ、30度を超す猛暑の一日でしたが、有り難い法座となりました。

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常例法座に参詣の皆さん

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ご講師の願慶寺さまと所蔵の掛軸二幅

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願慶寺さま所蔵の肉付きのお面

現在、肉付きのお面は、「吉崎御坊の願慶寺(お東)」と「吉崎寺(お西)」の二ヶ寺で拝観できます。

両寺に参拝された方は、「どちらが本当のお面ですか?」と問う人が多いとのことです。

ですが、「肉付きのお面の真意」を問うことよりも大切なことは、五百年前より伝えられてきたこの逸話が、その物語を通して「人間の姿」と「如来さまの働き」を知らせようとしていることにあります。

本当の肉付きのお面は、「地球上の人間の数だけある」と言えるでしょう。

物語は、「日々鬼のような所業しかしていないこの私こそ、阿弥陀如来の救いの目当てでありました」と気づかせてくれるものです。

念仏申して「懺悔」と「感謝」の日暮らしでありたいものですね。