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2010年8月26日 (木)

念仏奉仕

8月26日は、「龍川組(りゅうせんそ)の仏婦の行事」で、福井西別院の清掃と聴聞の集いがあり、参加してきました。

市民との協働による存続に向けた取り組み「乗って残そう越前鉄道!」の実践も兼ね、勝山駅から仏婦の皆さんと朝8時3分の電車に乗り込み、ワイワイ、ガヤガヤと元気に出発です。

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別院に到着したら、すぐに「讃仏偈」の勤行。勤行の後で、ご輪番さんからごあいさつをいただき、「いざ出陣!」です。各自持ち場に別れました。

清掃は、「本堂チーム」、「別院4階から下の階へ進むチーム」、「下から上へ進むチーム」の3班に分かれて行いました。

最初は、皆さん元気におしゃべりしながら作業していたのですが、そのうち暑さと疲れで、誰一人しゃべる人もいなくなってしまいます。

私などは、ただ目の前の仕事に、まるで「夢遊病者のように取り組んでいるだけの動作」に早変わりです。

しかし、「自分の持ち場だけは、なんとしてでも終わらせねば」という責任感から、なんとか最後までやり通すことができました。

必死に掃除をしていたので、皆さんの奮闘ぶりをデジカメに撮ることなど、すっかり忘れてしまいました。

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あ~あ、疲れた、でも満足

お陰で清掃は、予定より30分も早く終わり、クーラーの効いた食堂でしばしの休息をとり、昼食に持ち込みのお寿司のお弁当をみんなでいただきました。

これがまたおいしい! ペロリと頂き、グググイッと冷茶を飲むと、玉のように出した汗は元の木阿弥、いつもの体重に戻るのである。

このたくましさ、これは、平穏な日々こそ、幸せのあかしかも。

午後は、別院の常例法座を、お内仏の間でお聴聞させていただきました。

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今年は猛暑のため、お内仏の間にはしっかりと冷房が効いています。(イャー助かったあ~)

常例法座のご講師は、大阪教区の若手布教師、佐々木徹生師です。私は初めてのご縁ですが、佐々木師は福井へ数回来ておられるそうです。

佐々木師は、ご法話の中で「やれば時間内にご法話を終わることができるじゃないですかと、昨日、初めて別院の職員の方から褒められた」と言われます。

(つぶやき‥‥エッまさか今日は、延長じゃないでしょうね)

気持ち早く終わって下さいました。今回のお座が福井別院での最終日ということで、「飛ぶ鳥 後を濁さず」なのでしょうか?

  行といわれる 何ほども出来ないこの身は
  如来様より賜りたる行=大行を頂くこと=他力
  たとえば、釘が磁石の中に入ることにより磁力化される
  この磁石に引きつけられる力を他力という

ウ~ン 分かったような、分からないような‥‥。冷房も効いて快適にお聴聞できるはずなのに、ところどころ途切れているのはなぜ?

しっかり覚えているのは、時々聞こえる「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、ありがたい」というその声が、また無性に心地よく至り届いたことです。

聞き上手は、話上手。ドップリと別院にも浸かり、帰路も26名の方と電車の旅を楽しむことができた一日でした。

いつも、「お寺に来て下さい」と、お願いばかりする側ですが、今回、お寺に足を運んでくださる方の大変さが、身に染みるご縁でした。

(再びつぶやき‥‥ウチにも念仏奉仕団が来てほしいなあ~)