彼岸会勤まる
本日の午前と午後、お彼岸の法座が勤まりました。
朝夕、急に涼しくなり、「お参り日和」と思いきや、返ってお聴聞以外のことが気にかかるようで、30数人のお参りでした。
今日の法座も、住職と坊守で勤めさせていただき、何だか静かに事が運び、「こんな法座も、またいいなあ~」と思えるようになりました。
みなさん、熱心に聞いてくださいました。
で、「私は」といえば、午後から時間が取れたので、座ったとたん、さわやかな陽気と、皆さんの「ウン、ウン」という頷きの声を聞きながら、ウトウトとしてしまい、情けないことでした。
「 蒔けよ蒔け 仏の種も 彼岸より 」
お釈迦さまは、人それぞれにあった「対機説法」をしてくださいます。
1.まず、「応病与薬(おうびょうよやく)」をなさる
2.そして、「抜苦与楽(ばっくよらく)」される
3.その結果、「転迷開悟(てんめいかいご)」となる
こんな私に見合う「説法」や「薬」に、きっとご苦労されているでしょう。
お参りされる方は「通院患者」で、寺族の者は「入院患者」とはよく言ったものです。
それは、事あるごとに、お聞かせいただいていることで、「だから何とかここまで続けられているんだろうなあ~」と、ヒシヒシ感じる今日この頃です。
これからも、いろいろなことがあるのでしょうね。イエ、生きていく上で、嫌なこと、辛いことなど、これからの方が多いと思います。
その度に、「対機説法」をよろしくお願いします。
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