この街で
私、次はきっとこの歌がブームになると、予感しています。
2~3年前に大ヒットした歌に「千の風になって」があります。この「千の風になって」は、「秋川雅史さん」が歌い、一躍全国に知れ渡たりました。
ですが、元々は、作家、作詩作曲家、写真家、環境映像プロデューサーなど、多才な顔を持つ「新井満さん」が作曲された歌なのです。
私は、「秋川雅史さん」の威風堂々とした歌唱で、スタンダードとなる2年ほど前から、CDで「新井満さん」自身が歌う「千の風になって」を聞いていました。
この「新井満版」を聞いてすぐ、「私のお気に入りの歌」になっていました。
その後、「秋川雅史アレンジ版」が出ますが、やはり本家の「新井満版」の方が好きです。どんなに「秋川雅史アレンジ版」がヒットしても、やっぱり「新井満版」の方が味わいがあって好きなのです。
今年の3月、新井満さんの講演会で、新曲『この街で』を聞いてきました。
この講演会で、新井満さんは「この歌は『新曲』といっても、歌い始めてからずいぶん経っているんですよ」と、おっしゃっておられました。
そして、この新曲『この街で』は、次のような経緯で生まれたそうです。
2005年3月3日、コミュティセンターで開催した、日本ペンクラブ「平和の日、松山の集い」の中で、『恋し、結婚し、母になったこの街で、おばあちゃんになりたい!』という言葉に感動したゲストの新井満氏と三宮麻由子さんは、即興で歌を披露。(松山市ホームページより)
ということは、「歌が出来てから5年経っている」ということになります。
講演会でも、新井満さんは、「ほぼ即興の歌」と説明されていましたが、そんな謙虚な説明の通り、すぐに口ずさめる詩で、親しみやすいメロディーです。
3月の講演会で、しかもライブで初めて『この街で』を聞いた時は、「優しい素朴な歌」としか思わなかったのです。
ですが、最近、何回も、何回も、『この街で』を聞く機会があって、モー私の耳から離れなくなりました。
じっくり歌いこまれる詩の一語、一語が、私の心の琴線に触れます。じんわりと心に入り、そして、心に根付いてしまうような感じです。
皆さん、ここまで言うと、どんな歌か聞きたくなってきたでしょー?
検索すると、たくさんヒットしますので、ぜひ聞いてみてくださいね。
この『この街で』は、「この街で生まれ、育ち、出会い、恋し、母になって、お婆ちゃんになって、お爺ちゃんと一緒に生きていきたい」というストーリーの「郷愁溢れる歌」です。
ホーント、この詩のように、そうありたい。平凡であることの非凡さ、そして、有り難さがジンワリと胸を打ちます。
何だか、この『この街で』は、きっと「千の風になって」と同じように、ヒットするような気がしています。
エーッ! 「賭けようか」って? 嫌ですよ。
でも、当たったら、嬉しいな‥‥
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