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2010年11月 8日 (月)

戦国城下町跡

昨日の11月7日、素晴らしい秋空にも恵まれ、無事に四つ葉のクローバー会の「一乗谷朝倉氏遺跡散策」が終わりました。

今回の散策は、7台の車に乗り合わせ、参加総勢23人の大所帯?です。

現地では、朝倉氏遺跡保存会の岸田会長より、お昼すぎまで熱の入った説明を受けることができました。

今回、会長直々の説明(ガイド)を受けられたのも、間に立ってお世話くださったS寺ご住職のS師のお陰さまであります。

私たちは、今回、聞いて初めて知ることばかりで
   こんな意味があったのかー
   あ~なるほどー、それでかー
と感心することばかりでした。

参加者は、「すごい」の連続で、「聞き上手が話し上手」とか「傾聴力」などと言われるように、ギャップを埋めようとする聞き手の姿勢、それに難無く答えてくださる話し手の豊富な知識から、大幅に予定時間を延長しての散策となりました。

ここ「朝倉氏遺跡」は、ソフトバンクのコマーシャルに使われて以来、急激に知名度が上がったそうです。

この「朝倉氏遺跡」がある一乗谷は、福井市街の東南約10kmに位置し、今から五百年ほど前に百年近く隆盛を極めていた戦国大名の朝倉氏の遺跡があります。

織田信長の焼き打ちを受け、あっという間に滅びてしまい、その後、城下町の跡がそっくり田畑に埋もれていました。

そして、昭和42年から進められている遺跡の発掘調査によって、1573年に滅びた城下町跡が浮かび上がってきたのです。

田畑として使われたときの土の下では、遺跡が有ったのです。そんなこととはつゆ知らず、遺跡の上で耕作してきた後世の人の驚きは、いかばかりだったでしょう。

きっと、遠い昔に賑わった城下町、この地の果たしてきた役割がより深く感じられることでしょうね。

岸田会長の説明の中で「復原」と「復元」、この「ふくげん」という発音が同じでも、意味の違いで漢字を書き分ける解説もありました。

例えば「復原(ふくげん)町並み」の「復原」は、発掘された石や土台をそのまま使い、忠実に再現した場合のみ「復原」という表現を使うそうです。

そして、少しでも違った再現をした場合は「復元」となるそうです。(ちなみに、調べてみますと、仏像修理の場合は「復元」であって「復原」ではないそうです)

つまり、この「復元」とは「失われて消えてしまったものを旧に復すること」を表し、また「復原」とは「初めの姿が改造されたり、変化してしまった現状を元の姿に戻すこと」を表すそうです。

朝倉氏遺跡関係の写真として必ず登場し、そのシンボル的存在の「唐門」は、織田信長によって焼き討ちに遭った後、朝倉義景の菩提を弔うために作られたもので、江戸中期に再建されたものとのことです。

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朝倉氏遺跡では「日本最古の花壇跡」があったり、国の特別名勝に指定されている「湯殿跡庭園」などもあります。

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高台から朝倉館跡を見下ろすと、時代を感じさせる苔の白さと、荒々しい石組に圧倒されます。

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ここからの見晴らしの良さは、最高でした。

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庭をバックに記念写真を撮りました。

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復原町では、当時の衣装で歓迎してくれます。そして、いよいよ昼食タイムです。

東郷地区の「ちぎの会」の皆さんが、地元の食材で作られた「おつくね弁当」を私たちのために特別に用意してくださいました。

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東郷地区の名物料理の入ったこの「おつくね弁当」の蓋には、S寺ご住職さまによる料理解説が描かれています。

へしこ寿司は、臭みもなく苦手な人でも大丈夫。独特の旨みが口に広がります。

その他に菜めし、とうがんの煮しめ、おつくね昆布巻、焼き揚げの根木味噌挟み、ほうれん草のしらあえ、スコなどなど。

ウ~ン、どれもこれもおいしいものばかりです。

どうです? 食べてみたくなるでしょ。でも、売り物ではありませんよ。もっか商品化に向けて研究中だそうです。

このお弁当は、ソフトバンクのコマーシャル撮影のスタッフの賄い弁当を頼まれ、地区の皆さんで用意したこの「おつくね弁当」の料理が大好評だったそうです。

それ以来、商品化に向けていろいろ研究、試作、試食を重ねておられるとのことです。私などは、「もう商品化してもいいのでは?」と思えるほどの完成度です。

こちらの「ちぎの会」の皆さんには、「おつくね弁当」の上に、おいしいキャラメル入りのアイスまで用意していただきました。本当にごちそうさまでした。

私どものようなわがままな依頼にも、気持ちよくふたつ返事で引き受けてくださった「東郷ふるさとおこし協議会」の皆さま、どうぞ機会があれば「勝山のまちおこし」も、よろしくご指導くださいませね。

こちらの「東郷ふるさとおこし協議会」は、国土交通省の「平成22年度、全国地域づくり推進協議会会長賞」を受賞されています。

本当に今回の散策は、「その受賞も当然のこと」と体感できる研修でした。

この度のご縁を結んでくださったS寺ご住職さま、また、岸田会長を始め、ちぎの会の皆さま、東郷地区の関係者の皆さま、本当にありがとうございました。