全国のお雑煮
今年初の「坊守日記」です。相も変わらず「取り留めないつぶやき」と「独り善がりな思い」を綴っていきますが、よろしくお付き合いください。
さて、慌ただしくお正月三が日が過ぎ、帰省していた子供たちも、自分の持ち場へと帰っていきました。
やっと「一息つけるかな?」と思っていたのですが、お正月三が日以上に全開の慌ただしい日々が続いています。
昨日の7日は、「四ツ葉のクローバ会の初会合」でした。
なーんと今回は、勝山市の山岸市長をお迎えし、お雑煮を食べながら「市長となんでも語ろう会」を開催しました。
覚えておられますか? NHKの『連続テレビ小説、てっぱん』で、「下宿人たちが、それぞれの故郷のお雑煮の話をする場面」が出てきましたね。
それは、取りも直さず、「自分の生い立ち、ルーツを語ることと同じ意味」を持っているように思います。
ヨツクロ(四ツ葉のクローバ会)のメンバーも、夢や希望など、いろいろな思い抱え、この勝山に移り住んでこられました。
すぐに故郷へは帰れない距離に、もどかしさを感じながら、少しづつこの地に慣れ、また、故郷の味を融合しながら、たくましく日々奮闘されています。
そこで、今回、全国各地のお雑煮を食べながら故郷を偲ぶのと同時に、「勝山に根ざして生きている姿を改めて感じてもらおう」との意味から、今回、5人のメンバーに「故郷のお雑煮」を作っていただきました。
ただ、銘々へ「故郷のお雑煮を作ってネ」と、お願いしただけなのですが、見事にそれぞれ違ったお雑煮が揃いました。
・北海道のお雑煮
ババガレイ(なめたカレイ)の出汁で、かやくご飯の具と
同じような具だくさんの醤油味の煮雑煮
・青森県のお雑煮
鶏出汁のすましに焼餅を入れて、みつ葉と練胡桃を
トッピングした雑煮
・京都府のお雑煮
人参、大根の具に白味噌仕立ての雑煮
・兵庫県のお雑煮
京都府のお雑煮と同様に、めでたい紅白の人参と
大根のイチョウ切りにした普通の味噌汁仕立ての雑煮
・鳥取県のお雑煮
砂糖のまったく入らない小豆汁の雑煮
この「鳥取県のお雑煮」は、「全く甘くない善哉」と思ってください。「甘さはお好みで」という感じで、砂糖をかけて食べるそうです。
ウ~ン、この「鳥取県のお雑煮」をコーヒーに例えるなら、さしずめ「ブラックコーヒー」といった感じかしら?
これが意外で、皆さんあまり砂糖を入れずに、食べている人が多かったです。(ダイエットにいいかも?)
山岸市長には、すべてのお雑煮と安倍川餅、磯辺餅、おろし餅なども食べていただきました。
お腹が膨らんできたところで、円陣になって「市長となんでも語ろう会」です。
メンバーの勝山市への移住歴は、「集団就職で」とか「結婚で」などを契機に、移住2年目の新鮮な方を始め、バラエティに富んでいます。
また、メンバーの年齢層も20代~60代と幅広く、「年齢差こそあるものの、なぜか一体感がある」というこの会は、「不思議な心地良さ」と「自分の居場所」が有るんですよね。
皆さん、ザックバランな意見が飛び交う、飛び交う。やはり、美味しいものを食べると、人は素直な気持ちになれるのかも?
勝山市の「子育て環境日本一を目指す政策」は、子育て中のお母さんには、その有り難みが実感できているようです。
例えば、ビフワクチン無料化や、子宮頸がん予防ワクチンの助成、放課後児童教室の無料化等々。
地元、勝山では当然のように思っていましたが、他の市町村にはない手厚い助成が、ここ勝山市では支援されています。
また、景観の素晴らしさ、四季折々の特産物、恐竜博物館、平泉寺、はたや記念館ゆめおーれ勝山、スキージャムなど、挙げてみるとたくさんの資源があります。
ただ、それぞれの連携がうまく取れていない所もあり、惜しいところです。(これからの課題では?)
そして、子どもたちがこの勝山の豊かな自然の中で、活き活き遊べるような、「何かひと工夫あったら?」と思うのです。
女性の視点から、「出産がこの街で出来るようになったらいいのになあ」との要望も出ました。
何か「四ツ葉のクローバ会」の視点から、勝山に貢献できる活動を具体的に打ち出せれば、こんな嬉しいことはありません。
山岸市長の名言:市役所とは、市民のお役に立つ所です
ウ~ン、心に響きました。そして、お役所の方も、み~んな市民なんですよね。そして、み~んな繋がっています。
山岸市長は、最後まで笑顔を絶やさず、お付き合いくださいました。お疲れのところ、本当に有り難うございました。
みんなのために、少しづつ、目を向けたいものですネ。アーー美味しかった。ではまた、来月。
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