仏教講習会のご案内
龍川組主催 仏教講習会のご案内
講 題:自死(自殺)について考える
~電話相談の活動を通して~
講 師:浄土真宗本願寺派教学伝道研究センター
京都自死・自殺相談センター代表
竹本 了悟 先生
時 間:6月5日(日曜日)午前9時半より
午後4時まで
講演会場:勝山市本町3丁目3-4 西宮寺
龍川組主催 仏教講習会のご案内
講 題:自死(自殺)について考える
~電話相談の活動を通して~
講 師:浄土真宗本願寺派教学伝道研究センター
京都自死・自殺相談センター代表
竹本 了悟 先生
時 間:6月5日(日曜日)午前9時半より
午後4時まで
講演会場:勝山市本町3丁目3-4 西宮寺
19日の夜より20日の逮夜まで「永代経法要」を勤めました。
今年度の永代経法要のご講師は、兵庫県からお越し頂いた佐々木大観先生です。
佐々木先生は「全国区の布教使」として、全国各地にご出講されている先生で、特に深川倫雄和上(山口県、本願寺派勧学)の薫陶を受けておられるすばらしい先生です。
夜の法座は、蒸し暑い中でのご縁となりましたが、佐々木先生の歯に衣着せぬ熱気あふれる語り口でのお取り次ぎに、遠近各地より参詣された皆さんは食い入るようにお聴聞されていました。
家の主と言われるものは、家族に大事な
お念仏を伝えていかねばならない。
お念仏は、地獄行きの私を必ず極楽浄土に
生まれさせる仏さまです。
どうか子や孫に伝えてください。
人は死んだら仏になるのでない。
人は死んだら死人です。
お釈迦さまは「人は願と行で仏さまになる」と仰り、
親鸞さまは「人はお念仏で仏さまになる」と仰いました。
皆さんはお念仏を頂いて
仏さまにならせていただきましょう。
もうあんまり長うないんやからね
間に合ううちに聞かせていただきましょう。
このように佐々木先生は、時には厳しく、そして、優しくご教化くださいました。有り難いご縁でした。
佐々木先生のご法話が、かなり響いたのか、平素あまりお聴聞されない方も、引き続き次の日もお参り下さいました。
有り難いことでした。
また、法座の間には、坊守の歌指導で「~~ひとりじやなかもんみ仏と~~」など、本堂いっぱいに参詣者の歌声が響き渡りました。
今年の永代経は、暑さで汗を流しながらの法要となりましたが、本堂内の皆さまは「法の雨」に打たれながらのご法縁でありました。
佐々木先生、そして、ご参詣の皆さま、本当に有り難うございました。
またどうぞお参りくださいませ。
毎年、4月から5月にかけての連休は、勝山市内の本願寺派寺院22ケ寺(龍川組)にて托鉢を行なっています。
この托鉢の目的は、「龍川組内教化活動資金」として、ご門徒の皆様に淨財をお願いをするものです。
今年は龍仙寺、崇専寺、正琳寺、西宮寺の4ケ寺が主事を担当し、事前に托鉢させていただく各家々へ「お願い」と「勧財」に回ったのです。
(勧財=勧化、勧進、勧募などともいい、浄財を募ること)
推測はしていましたが、今年は大震災の影響もあって、勧財の依頼が非常に困難でした。それも無理からぬことです。
以前より感じていたのですが、龍川組内の托鉢方法が数十年来ほとんど変わらず、問題点を多く抱えたままなのです。
一つには、市内仏教会と本願寺派寺院が、同じ時期に、同じ地域を托鉢に巡ることにあります。
当然、喜捨される門信徒の方々は、嫌悪感を抱かれることでしょう。
そして、このままの托鉢方法では、門信徒の方々の僧侶に対するイメージが、なお一層悪くなることでしょう。
特に今年は、「記録的な豪雪」に加え「大震災」の影響などを踏まえ、「これまでの托鉢の有り方を問う良い機会」だと捉えていました。
そこで今年は、私が布教に寄せていただく3ケ所のお道場さんに依頼し、「托鉢の会所」を引き受けて頂きました。
当日、法中方には、主事の車に分乗してもらい、各お道場さんでは、全員で巡回托鉢していただきました。
各お道場さんの方々は、お忙しい中を温かく迎えて下さり、托鉢では過分のご懇志を頂戴しました。
この度の托鉢勧財では、市内各家々の皆様、そして、3ケ所のお道場さん、本当に過分のご懇志を頂戴し、誠に有り難うございました。
頂戴したご懇志は、龍川組の教化活動費として活用させていただき、また、ご懇志の一部を被災者義援金にもあてさせていただきます。
皆さん、本当に有り難うございました。
大切に してね あなたの その生命
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大震災によって多くの生命が失われ、
今なお被災地の人々は避難先で苦しみあえいでいます。
復興には長い道のりでしょうが、
くじけずに頑張っていただきたいと思います。
私たちはつながっている生命です。
阿弥陀様から願われている命であります。
心の復興をめざして大切に生きていきましょう。
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今月の行事 永代経法要
5月19日(木曜日)夜7時~
5月20日(金曜日)午前・午後
布教:本願寺派布教使
兵庫県 佐々木 大観 師
どなたでもお参りください。
香宝寺さまでは、「常朝事(じょうあさじ)」をされています。
お寺での朝の勤行は当然のことなのですが、なかなかご門徒さんがお寺の朝の勤行にお参りすることは困難になっています。
しかし、こちらの香宝寺さまの朝の勤行は、当番のご門徒さんが朝6時に梵鐘を突き、正信偈の六首引で始まります。
そして、この「六首の和讃」は、住職に続き参拝のご門徒さんが順番で読んでいく「順讃」なのです。
さらに驚いたのは、朝の正信偈の勤行後、当番制でご門徒さんがご法話をされるのです。
今朝のご法話は、若いご門徒さんが「沖縄で出逢った人の力強い生き方に人間の素晴らしさを感じたこと」についてお話しされました。
ご門徒の皆さんは、朝の勤行後、庫裏で茶話会をしてそれぞれ帰宅されます。
365日、毎日、休むことなく常朝事をされていることを聞き、ご住職の教化伝道に感銘いたしました。
尚、香宝寺さまでは昨年、若院に住職を継職され、第21世住職として頑張っておられます。
ご住職から頂戴した「寺だより(寺報)」には、「大切なものを残し、伝える努力をご一緒に」と書かれてありました。
いのちの根本を見失って、多くのいのちを傷つけ合う現代の中で、本当のいのちの支えになる「お念仏」を、伝えていかなければならないことを痛感いたしました。
このたびは、香宝寺さまでも大変お世話になりました。
有り難うございました。
鳥取市青谷町の隆建寺さまの書院で休ませて頂いた時、掛け軸の「書」に目が留まりました
この「書」は、ご住職の作られた俳句とのことです。
「 秋草を 活け駅長の 朝仕事 」
この句は、以前、坊守さまを若桜駅(わかさえき)に送りに行った時に、駅長さんが「乗客の方々が少しでも心が和むように」と、草花を活けていた姿を見て、俳句にされたものだそうです。
先輩の勧めでNHK教育テレビの俳句番組に投稿したら、全国から寄せられた多くの俳句の中で「特選一席」に選ばれたそうです。
以来、ご住職はすっかり俳句の世界にはまり、今では地域のご門徒と一緒に俳句を作り、本堂に沢山の俳句作品が掲げてありました。
「 念仏の 風光薫る 青谷かな 」(拙者駄作)
隆建寺さまの後は、香宝寺(東伯郡湯梨浜町)さまにご縁を頂きました。
現在は、合併により東伯郡湯梨浜町となりましたが、ここ東伯郡羽合町は、「日本の(羽合町)ハワイ」と呼ばれています。
米国ハワイと姉妹提携している町なのです。
噂では、「役場に勤務している職員さんは、アロハシャツで仕事している」と聞きました。
そんな湯梨浜町の道路には、沢山のヤシの木が続いています。
何か久しぶりのハワイに来たような感じさえします。
平成3年に「本願寺特別派遣布教使」として、40日間米国ハワイ教区に布教出講したことを思い出しました。
1日目の宿泊は「はわい温泉 羽衣」です。
宿は「山陰八景のひとつ」と言われる東郷湖に佇む湖畔の宿です。
湖面にくつろぐ水鳥のように、のんびり羽を休め、心もほぐさせていただきました。
早朝、東郷湖には沢山の小船がシジミ取りをしています。
今の時期はシジミ漁が盛んなようです。
もちろん朝食には、シジミのお味噌汁が出ます。
お宿を後にして、9時より香宝寺さまの降誕会法要が始まりました。
先月、東北教区の被災地(福島県、宮城県、岩手県)を巡回布教し、無事帰宅いたしました。
このたびの被災地での巡回布教では、様々な出逢いをさせて頂き、真宗念仏の必要性を痛感しました。
怠け癖のため、しばらくブログを休んでいましたが、また4月末より山陰教区の鳥取県へと布教に行って来ましたので報告を‥‥。
鳥取駅には「因幡の白兎伝説」の銅像がありました。
その銅像の側を通りますと、童謡の曲が流れています。
うさぎ追いし かの山~で有名な「ふるさと」です。
この「童謡、ふるさと」は、多くの人々が愛唱されている曲ですが、案内板には「鳥取市出身の岡野貞一さんが、幼い頃過ごした郷土鳥取を懐かしく追慕して作曲された」とあります。
誰でも故郷があります。
生まれ、過ごした土地は、年齢を重ねるごとに懐かしさが増してくるようです。
そして、この私にまで届けられた「命の重さ」、「命の深さ」を思い起こす時、「私にとって命の故郷は『西方極楽浄土』です」と言える身になることが大事であります。
また、鳥取駅の前には、鳥取砂丘の「砂の美術館」の宣伝用の見事な砂像の芸術作品が展示してありました。
思わず「砂(さ)~すが」と圧倒されました。
さて、鳥取駅を後にして、向かったのは隆建寺(青谷町)さまの蓮如忌法要のご縁です。
ここ鳥取市青谷町は、有名な「妙好人、因幡の源佐さん」が住んでいた地域です。
今回で3度目のご縁ですが、いつ寄せて頂いても、ほんのりと暖かいものを感じさせて下さる土地であります。
やはり源佐さんの精神が残っているのでしょう。
「ようこそ ようこそ」が口癖だった源佐さんは、阿弥陀さまの働きを身いっぱいに頂いていたのでしょう。
この「ようこそ」とは「帰命」の心を表すものといえます。
阿弥陀さまにおまかせする信心が「帰命」です。
身も、心も、すべておまかせしていた源佐さんは、喜怒哀楽の人生の中で「ようこそ ようこそ」とお念仏とともに日暮しをされていたことでしよう。
隆建寺さまのご門徒皆さまには、あいにくの雨の中でしたが、熱心にお聴聞してくださいました。
2日間大変お世話になりました。ようこそ有り難うございました。
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