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2010年4月

2010年4月 7日 (水)

米寿を祝う

4月4~5日、実父の米寿の祝いに、久々に帰郷しました。

この半年の間に、喉をつまらせたり、倒れたりと、6回も救急車の世話になったそうです。

落ち着いてから聞くだけで、遠くに嫁いだ私は、何の世話もできず、ただ兄夫婦に感謝するだけであります。

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兄弟姉妹4夫婦がそろってお祝いできたのが何よりでした。

米寿の祝いは、実家(兵庫県三木市吉川)の近くの有馬温泉に一泊。私は、近くに生まれ育ったけれど、初めて有馬温泉へ行きました。

おいしい料理に、久々の旅行に、誰のためのお祝い(?)か分からないほどでした。

亡き母の50回忌を2年後にひかえ、半世紀を一人で生き抜いてくれた父に、ただ「感謝の言葉を」と思いながら、何も言えずに帰ってきてしまいました。

申し訳ありません。

でも、しっかりと「後ろ姿」を見させてもらっています。今日まで何とかやってこられているのは、お父さん、あなたと、母のお陰だと思っています。

”本当にありがとう”

やっといえた。

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2010年4月 4日 (日)

家庭法座 No.239 号

春が来て 花が開き 念仏がとどいて 心ひらく

冬の寒さの中で、堅く閉ざしていた木々の花が開き始めました。

四月は出発の月です。

次男も新入社員として「期待」と「不安」を抱えながらスタートしました。

学生生活とは違い、社会人として、これから人生の様々な「厳しさ」と「苦難」に出遭うと思います。

どうか挫折することなく、頑張ってもらいたいものです。

誰でも人生の「孤独」や「苦しみ」、「悲しみ」に出会った時は、お念仏の教えを聞くことによって、のり超えて行くことができます。

どんなことがあっても、見捨てないという「名声」がとどいて心がひらかれます。

No239
家庭法座 No.239号

今月の行事 4月20日(火曜日)午前、午後 常例法座
どなたでもお気軽にお参りください

2010年4月 2日 (金)

前住職の13回忌

実家寺の浄仙寺にて、前住職の13回忌を勤修しました。

子供、孫達、村のお同行のお参りではありましたが、亡き人を偲び、我が命の行方を聴かせていただくよきご縁となりました。

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プロジェクターで前住職の生涯を

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母を囲んで

子供が4人ともお寺に縁づき、法務に携わっていることが、何より亡き父(前住職)は喜んでいてくれていると思います。

子供達がお勤めをし、父を偲んで法話をしてくれる姿を、嫁の私が見ても「嬉しいこと」と思えます。

お勤めには、東北教区教務所長も遠路はるばる駆けつけてくださいました。午前の法話は住職と若が、午後の法話は兄と弟がお取り次ぎしてくれました。

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法話をする住職です

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法話をしてくれた住職の兄です

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法話をしてくれた住職の弟です

今回一番のサプライズは、父の一生涯を映像を通して表わしたことです。映像は、M氏にお願いして、父の古い写真をDVDにストーリー化していただきました。

スクリーンに映し出される突然の前住職の姿に、誰もが「懐かしさ」と「思い出」がよみがえってきて、ほのぼのと暖かい法事になりました。

ふと「私の法事にも、子供や孫たちが集まり、ああだった、こうだったと、にぎやかに楽しく語らってくれるといいなあー」などと思っていました。

ご門徒さんに「法事は大事ですよ」と言いながら、簡略化、簡素化の波に押され「ご時世ですね」で済ませておりましたが、こうして「やって、見せて、伝えていくことが大事なんだ」と、あらためて知らされました。

法事は、自分のためだったんですものね。

追伸:DVD作成を快く引き受け、すばらしいものにしてくださった
   M氏に感謝!感謝!
   いつもご無理を聞いて下さってありがとうございます。