行事内容 Feed

2023年6月 1日 (木)

家庭法座 No.398 号

法を得て 佛の国に 里帰り

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人の世は無常です。いつ、どこで、どんな形で、死を迎えるか分かりません。

特に近頃は「事故」や「事件」に巻き込まれて亡くなったり、病床で「ただ死を待つ人」も少なくありません。

治癒の見込がない人が「望ましい死」を迎えられるよう「ホスピス」とか「ビハーラ運動」なども盛んです。

しかし、私たちの浄土真宗には昔から「平生業成(へいぜいごうじょう)」という教えがあります。

若い人でも、老人でも、お念仏を喜ぶ人は、誰でも、どこででも、強く明るく生き抜くことができます。

死に臨んでは、まるで「親元へ帰る」ような安らかな気持ちで「彿の国」に生まれて往くのです。

今、私たちは改めて「念彿の教え」の意味を深く考え直す必要がありましょう。

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行事案内
・常例法座 6月20日 午後1時半~

マスク持参の上 どなたでも ご参拝ください
(※コロナ感染状況で休座する場合もあります)

2023年5月 1日 (月)

家庭法座 No.397 号

子に残す 真実の宝 お念仏

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現代は少子高齢の時代ですが、高齢者は子供たちに対して「人間としての生き方」を示したいものです。

子に示した「高齢者の味わい深い言葉」があります。

金を残す人よりも、仕事を残す人
仕事を残す人よりも、人物を残す人

これは「財産を残す人は大勢ありますが、立派な仕事をする人は少なく、立派な後継者を育てる人は更に少ない」と言った意味になります。

この最後の「立派な後継者を育てる」と言うことこそ、最も困難で、尚且つ、一番大事な仕事だというのです。

立派な人物は「お念仏」によって育てられます。

この「南無阿弥陀仏」と口に称える「お念仏」こそが、私たちが子孫に残すべき「真実の宝物」なのです。

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行事案内
・永代経法要 5月20日 午前9時半~&午後1時半~

マスク着用の上 どなたでも ご参拝ください
(※コロナ感染状況で休座する場合もあります)

2023年4月 1日 (土)

家庭法座 No.396 号

伝統の 念仏の声 八百年

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ビッグニュース

本山(西本願寺)では、3月末より5月中旬まで、「親鸞聖人御誕生850年」並びに「立教開宗800年慶讃法要」が勤修されます。

何と、その50年に1度の節目に営む記念の法要期間中に、西宮寺所蔵の「親鸞聖人ご生涯の人形」が「国宝の書院」にて展示されるのです。

この「慶讃法要の期間中」には、全国からの団体参拝、個人参拝をはじめ、国内外から多くの参拝者が本山(西本願寺)へお参りされます。

大変な名誉で、「親鸞聖人のご生涯を偲ぶ資料」として、多くの人々の目に触れることになります。

どうぞ、ご縁のある方は、足をお運びください。

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国宝の書院にて参拝者を待つ「親鸞聖人ご生涯の人形」たち

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国宝の書院にて参拝者を待つ「親鸞聖人ご生涯の人形」たち

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国宝の書院にて参拝者を待つ「親鸞聖人ご生涯の人形」たち

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6の1:出家学道の段

02

6の2:六角堂、吉水入室の段

03

6の3:信行両座の段

04

6の4:越後流罪、越後布教の段

05

6の5:関東布教、弁円済度の段

06

6の6:ご往生の段

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行事案内
・常例法座 4月20日 午後1時半~

マスク着用の上 どなたでも ご参拝ください
(※コロナ感染状況で休座する場合もあります)

2023年3月 4日 (土)

家庭法座 No.395 号

聴くほどに おのずと知らる 仏心

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蒔けよ蒔け 仏の種も 彼岸から

このような詩があります。

寒い冬が過ぎてやがて「春のお彼岸」を迎えます。

墓地はお参りの人々で賑わい、祖先を敬う「心の美しさ」が感じられる期間です。

しかし、「お墓参り」と共に忘れてはならないのは「お聴聞」です。

理屈抜きの「祖先崇拝」も悪いことではありません。

ただ、その「先祖を思う心が真実」ならば、今こそ我が身をば「厳しい聞法の座」に置くべきでありましょう。

そして、「み教え」に耳を傾け、「立派に生きる道」を求めるべきでありましょう。

これこそ「祖先崇拝の行」であります。

一度より二度、三度と「お聴聞」が重なるにつれて、「真実の親心の偉大さ」と「我が身の幸福」とが、いよいよ深く知らされるに違いありません。

南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏。

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行事案内
・彼岸会法座 3月20日 午後1時半~

マスク着用の上 どなたでも ご参拝ください
(※コロナ感染状況で休座する場合もあります)

2023年2月 1日 (水)

家庭法座 No.394 号

み佛の 心に触れて お念仏

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2月15日は「お釈迦さまが亡くなられた日」です。お釈迦さまが亡くなられたことを特に「涅槃(ねはん)に入られた」と言います。

お釈迦さまの「ご遺徳」を偲び、「ご恩」に報じる仏事を「涅槃会(ねはんえ)」といいます。

お釈迦さまは29歳で修行者になり、35歳で悟りを開かれ、「佛(仏陀、ブッダ、覚者)」となられます。

お釈迦さまは、80歳でお亡くなりになるその瞬間まで、さまざまな「苦悩」や「苦難」を乗り越えられます。

そして、お釈迦さまのその「優しいお心」と「お言葉」で、一人ひとりの「苦悩」や「苦難」に応じた「教え」を説かれました。

悲しみに沈み、心の悪魔に取り憑かれ、苦しんでいるあらゆる人々は、迷いから醒め、真の幸せを見出します。

お釈迦さまのそのご生涯は、正に「阿弥陀如来のお慈悲の心」すなわち「み佛の本願そのもの」だったのです。

嬉しい時も、悲しい時も、「み佛の優しいお心」に思いを寄せて、お念仏を申させていただきましょう。

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行事案内
・常例法座 2月20日 午後1時半~

マスク着用の上 どなたでも ご参拝ください
(※コロナ感染状況で休座する場合もあります)

2023年1月14日 (土)

家庭法座 No.393 号

み佛の 恵みの中に 新春明けぬ

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謹賀新年

いよいよ令和五年の幕開けです。

皆様は元旦をどう過ごされましたか。

新年のご挨拶のお参りはされたでしょうか。

私たちは、この世の生命が終われば、間違い無く、お浄土にお参りさせていただけます。

この事もみ彿さまのお蔭ですが、こうしてこの世で、一度でも多くお正月を迎えることができるのも、み彿さまのお蔭なのです。

それにしてもウクライナの人々は大変です。

戦争で家も財産も電力も失い、寒さの中できびしい日暮しです。

そんな生活を一変させられた戦火の中でもウクライナの人々は必死に生きています。

そのことを思えば、私たちの生活に不平は言えません。

・匆体ない
・有難い

これこそが念仏者の合言葉でなければなりませんね。

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行事案内
・元 旦 会 1月 1日 午後2時~
・ご正忌法座 1月20日 午後1時半~

マスク着用の上 どなたでも ご参拝ください
(※コロナ感染状況で休座する場合もあります)

2022年12月 1日 (木)

家庭法座 No.392 号

我が業 かえり見よとて 除夜の鐘

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「いのち」つて何でしょうか?

「息のうち」を縮めて「いのち」と言う。

「いのち」とは要するに、私たち人間も、動物も、植物も、それが何らかの意味で動き、働いている状態を言うのです。

動かなくなり、働かなくなった時、呼吸をしなくなった時、その動物も、植物も、死んでいるわけです。

「いのち」とは、つまり「業(ごう:はたらき)」なのです。

さて、今年一年、私たちは、どのように、はたらいてきたでしょうか。

あと何日かで除夜の鐘が鳴ります。

歳の瀬に当って、私たち一人ひとり、胸に手を当てて、今年一年の自分の「業(ごう:はたらき)」をふり返り、来年こそ素晴らしい生命であるように努めましょう。

南無阿弥陀仏 合掌

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・常例法座 12月20日 午後1時半~
・除 夜 会 12月31日 午後3時~

マスク着用の上 どなたでも ご参拝ください
(※コロナ感染状況で休座する場合もあります)

2022年11月 2日 (水)

家庭法座 No.391 号

煩悩は 拂えど積る 落ち葉かな

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1.衆生無辺誓願度
  (しゅじょうむへんせいがんど)
  =多くの人を私は救う

2.煩悩無数誓願断
  (ぼんのうむしゅせいがんだん)
  =尽きる事のない煩悩を無くす

3.法門無尽誓願学
  (ほうもんむじんせいがんがく)
  =数限りない仏の教えをすべて学ぶ

4.仏道無上誓願成
  (ぶつどうむじょうせいがんじょう)
  =最上の仏の道を必ず成し遂げる

これら「四弘誓願」は、仏の教えを仰ぐものが心に堅く決意すべき「誓い」であり、「願い」であります。

しかしまあ、何と私の心に次から次へと煩悩(欲、怒り、腹立ち、そねみ、ねたみ)が起こって来ることでしょう。

ですから、み仏の教えが必要なのです。

だからこそ、お念仏が大切なのでした。

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・常例法座:11月20日(日曜日)午後1時30分

マスク着用の上 どなたでも ご参拝ください
(※コロナ感染状況で休座する場合もあります)

2022年10月 1日 (土)

家庭法座 No.390 号

遇法の ご縁尊し 報恩講

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浄土真宗のご法要で一番大切なご仏事が「報恩講法要」です。

この「報恩講法要」とは「親鸞さまのご法事」になります。

親鸞さまは「お念仏の教え」を90年のご苦労を通して、お伝えくださいました。

その「要」は、人間の「生と死の意味」と「方向」になり、次のような「問答」で表せます。
1.何のために生まれたか?
2.何を依り処として生きるか?
3.死んだらどうなるか?

答えは
1.仏法に遇う為
2.お念仏を依り処に生きる
3.極楽浄土に生まれ、仏になる

この「三つ」を聞かせていただくのが「報恩講法要」です。

どうぞ、「心の幸せ」や「尊いご縁」ともお味わいいただき、お参りください。

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・報恩講法要:10月20日(木曜日)午前9時~&午後1時30分~

お弁当を用意しています
マスク着用の上 どなたでも ご参拝ください
(※コロナ感染状況で休座する場合もあります)

2022年9月 1日 (木)

家庭法座 No.389 号

久方の 旧友の白髪 己を顧い

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何十年ぶりかに仲の良かった友人と会うのは楽しいものです。

当然、昔話に花が咲くのですが、ふと気が付くのは「相手が随分ふけたなあ」ということです。

そして、日頃は意識していないのですが、「我が身も同じだろうな」ということです。

お釈迦さまは「逃れ難きは老病死」と仰いました。

それにしても、思うことは「少年老い易く、学成り難し」であり、「一寸の光陰、軽んずべからず」です。

コロナ禍の中で、秋の彼岸会を迎えます。

亡き人を偲びながら、我が命の行方を問い聞くことこそ大事であります。

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・彼岸会法要 9月20日(火曜日)午前9時30分~昼前

マスク着用の上 どなたでも ご参拝ください
(※コロナ感染状況で休座する場合もあります)