法耕足跡 Feed

2011年5月 2日 (月)

ようこそ ようこそ

先月、東北教区の被災地(福島県、宮城県、岩手県)を巡回布教し、無事帰宅いたしました。

このたびの被災地での巡回布教では、様々な出逢いをさせて頂き、真宗念仏の必要性を痛感しました。

怠け癖のため、しばらくブログを休んでいましたが、また4月末より山陰教区の鳥取県へと布教に行って来ましたので報告を‥‥。

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鳥取駅には「因幡の白兎伝説」の銅像がありました。

その銅像の側を通りますと、童謡の曲が流れています。

noteうさぎ追いし かの山~noteで有名な「ふるさと」です。

この「童謡、ふるさと」は、多くの人々が愛唱されている曲ですが、案内板には「鳥取市出身の岡野貞一さんが、幼い頃過ごした郷土鳥取を懐かしく追慕して作曲された」とあります。

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誰でも故郷があります。

生まれ、過ごした土地は、年齢を重ねるごとに懐かしさが増してくるようです。

そして、この私にまで届けられた「命の重さ」、「命の深さ」を思い起こす時、「私にとって命の故郷は『西方極楽浄土』です」と言える身になることが大事であります。

また、鳥取駅の前には、鳥取砂丘の「砂の美術館」の宣伝用の見事な砂像の芸術作品が展示してありました。

思わず「砂(さ)~すがsign01」と圧倒されました。

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さて、鳥取駅を後にして、向かったのは隆建寺(青谷町)さまの蓮如忌法要のご縁です。

ここ鳥取市青谷町は、有名な「妙好人、因幡の源佐さん」が住んでいた地域です。

今回で3度目のご縁ですが、いつ寄せて頂いても、ほんのりと暖かいものを感じさせて下さる土地であります。

やはり源佐さんの精神が残っているのでしょう。

「ようこそ ようこそ」が口癖だった源佐さんは、阿弥陀さまの働きを身いっぱいに頂いていたのでしょう。

この「ようこそ」とは「帰命」の心を表すものといえます。

阿弥陀さまにおまかせする信心が「帰命」です。

身も、心も、すべておまかせしていた源佐さんは、喜怒哀楽の人生の中で「ようこそ ようこそ」とお念仏とともに日暮しをされていたことでしよう。

隆建寺さまのご門徒皆さまには、あいにくの雨の中でしたが、熱心にお聴聞してくださいました。

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2日間大変お世話になりました。ようこそ有り難うございました。

2011年4月12日 (火)

被災地布教その4

連日余震が続く仙台ですが、今日は市内のJ寺様に寄せて頂きました。

ご住職はご本山の総務をされておられ、宗祖七百五十回忌法要にご出勤のため、若院様と若坊守様がご接待してくださいました。

J寺様も、お寺の本堂と庫裏の一部がひび割れるなど、地震の被害に遭っておられます。

今回の地震で墓石も数ヶ所倒れ、石材業者が修理されていました。

法座は、お内仏間で数人の参詣者と共にお勤まりになりました。

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布教中、「地鳴りがしたか?」と思ったら、下から突き上げるような強い揺れです。それは突然の強い余震でした。

しかし、慌てふためいているのは私だけです。この余震は数回にわたり、かなり長く続きましたが、ようやく収まりました。

    いや~驚きました。
    どこまで話をしたのか、忘れてしまいました。


    今度余震が続いたら、
    私が一番最初に逃げますので、よろしくお願いします。

と切り返し、まずはこの私が平静に、そして、皆さんにも和やかな雰囲気に戻っていただきました。

後で若院さんが「先ほどの余震は、福島県が震源地で、震度6でした」と教えてくださいました。

布教終了後、茶話会です。

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茶話会では、被災されたご門徒の方々が、お互いにそれぞれの体験談をお話ししてくださいました。

特に衝撃的だった体験談は、津波に追われながら、辛くも命が助かった仏婦副会長さんのお話しでした。

    3月11日の大地震の際、
    私は夫と共に津波から逃れるため、車で逃げていました。

    道路は船からの荷物を運ぶ多くの大型トラックなどで渋滞し、
    私どもの小さな乗用車でさえ身動きが取れません。

    思案したあげく、夫はUターンし、津波に向かって走りました。

    夫は、山越えする道があることを思い出したのです。

    必死で津波から逃れ、ようやく高台に到着したときに、
    目に映った光景は、津波にのまれる多くの車でした。

    本当におそろしい悪夢を見ているようでした。

仏婦副会長さんは、涙を流しながら語ってくださいました。

被災後は、ご親戚の家に身を寄せておられるとのことで、

    最初は「命が助かってよかった」と喜びましたが、
    今は、これからの生活を考えると不安でいっぱいです。

と悲しみに沈んでおられました。

そのようなお方に、何を言っていいのか言葉がありませんでした。すいません。

この度の常例線の布教先には、デジタル伝道をされている「河久保道場の水上甚栄さん」にご法話CDやDVDを制作して頂き、それをお土産として持参いたしました。

ご法話CDやDVDは「心のケア」として、仙台別院や寺院、ご門徒の方々にお渡しいたしました。

今、私にできることはこれくらいしかありません。どうか1日も早く「心の復興」を願うばかりです。

明日は岩手県に移動します。

2011年4月11日 (月)

被災地布教その3

東日本大震災からちょうど1カ月が経った本日の早朝、山口県より法友のM氏が高速バスで仙台駅に到着しました。

    震災直後から被災地の人々の姿を見て
    心が痛み、何かしなければと思いつつ
    ともかくお見舞いと視察に参りました

と言ってM氏は、多忙の中、そして、遠方より駆け付けました。

明日は山口教区の本山団体参拝のため、今日一日だけの短時間に被災地の視察に向かうとのことです。

M氏は、仙台別院に到着後、ご輪番にお見舞金をお渡しし、被害の現状と今できること、要望などを確認されたようです。

午前中は、私と一緒に宮城野区被災寺院へ視察に伺いました。

M氏は、本堂内を撮影しながら、この地震と津波の凄さ、痛ましさを生々しく受け止めたようです。

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被災寺院の視察後、仙台別院に戻って昼食を済ませ、M氏は休む間もなく別院内の支援物資を整理されます。

私は、午後より仙台市内のG寺様へ布教に寄せて頂きました。

G寺様は震災被害は少なかったものの、ご門徒宅が甚大な被害に遭われているとのことでした。

あいにくの雨模様の中での法座となりましたが、皆さん熱心にお聴聞して下さいました。

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法話終了後、仙台別院に戻ると、福井より教務所長とM職員、ビハーラ会長や仏青の会員ら計6名が支援物資と共にボランティアとして駆け付けています。

福井よりの6名は、明後日まで被災地で支援活動に従事されるとのことです。ご尊労様です。

山口教区のM氏は、夕食後、夜行バスにて京都に向かいました。本当にお疲れ様でした。

多忙なM氏ですが、「今月末にはボランティアとして再度駆け付ける」とのことです。

2011年4月10日 (日)

被災地布教その2

本日の午前中、仙台市宮城野区に行って来ました。

ここ宮城野区は、海から2キロ以上離れた地区ですが、大津波によって壊滅状態です。

こうして実際に現場に立つと、報道で見るのとはずいぶん違うことを知りました。

道路沿いの田圃には、沢山の車や家屋が散乱しており、現場では臭いも感じられ、ショックで言葉を失いました。

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そこでは多くの自衛隊員による撤去作業や不明者の捜索活動が行なわれています。

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昨年ご縁を頂いた宮城野区の専能寺様も、地震と津波の被害に遭われました。

立派な山門は倒れ、本堂と庫裏は津波によって壊滅状態です。

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専能寺の坊守様より「本当に地震と津波の恐ろしさをつくづく知らされました」と、震災当日の被害状況をいろいろ聞かせて頂きました。

そして、「今後は1日も早く復興していきたい」と思いを語られる側には、親鸞聖人像が瓦礫の中に埋もれています。

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午後からは仙台別院の常例布教に出講です。

高田ご輪番の導師で職員と参詣者が勤行して、法座が始まりました。

ご輪番は、「震災に遭った中で、皆様が法座にお参り下さいましたことは、大変にうれしく、有り難いことです」とご挨拶されました。

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法座終了後は、ご参詣の皆様とともに茶話会です。

お互いに無事に聴聞できた有り難さを噛み締め、このたびの震災を通してそれぞれ感じたことを語り合いました。

2011年4月 9日 (土)

被災地布教へ

7日より自家用車にて東北教区に来ています。

昨年に引き続き、仙台別院より「東北教区常例線布教」の依頼を受け、大震災で被災された福島県、宮城県、岩手県の数ケ寺を16日まで巡回布教させて頂きます。

福島県に到着した7日の深夜、大きな地震です。突然のものすごい揺れで恐怖に慄きました。

テレビをつけると「仙台では震度6強を観測した」とのこと。頼りにしている大地が支えにならない恐ろしさを身に染みて感じました。

こんな揺れが毎日続くのです‥‥。

8日は福島県喜多方市のS寺様の常例布教です。喜多方市近辺は震災の被害はなく、いつも通り法座が勤まりました。

少人数のお聴聞ではありましたが、熱心にメモ取りながら聞いてくださいます。法話は「苦悩を超える道」と題して「お念仏の心」をお取り次ぎさせていただきました。

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そして、S寺様のご住職より、次のような「喜多方市の風評被害の現状」もお聞かせいただきました。

    喜多方市は「蔵」と「喜多方ラーメン」で有名な観光地ですが、原発事故による放射能の影響で、さながら「福島県」というだけで被害の免れた喜多方市までも「危険」との印象が広まっています。

    安全は確認されていますが、そんな風評の影響で観光客は激減してしまい、今は人影のない寂しい町になっています。

そんなS寺様の近くにある体育館には、浪江町の人たち約3百人が避難しておられ、喜多方市役所の職員の皆様が炊き出しなど、一生懸命走り回っておられるとのことです。

本日9日は、福島県より高速道路を利用して仙台別院に到着し、担当のM職員より明日からの巡回布教の説明を受けました。

そんな仙台別院の本堂内には、有り難いことに全国各地より寄せられた支援物資が山積みとなっています。

また、仙台別院には連日、北海道や関東から多くのボランティアの方々が来られ、泊まり込みで各被災地へ救援作業に出ておられます。

さらには、仙台別院の仏教婦人会の皆様も、掃除や食事の炊き出しなど、毎日ご尊労されておられることも伺い、頭が下がりました。

当に「身施(しんせ)」の姿を知らされたことです。

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尚、福井市より法専寺住職(私の兄)と、牧野法衣店社長の2名が、6日より今朝まで仙台別院から被災地へ物資運搬など、ボランティア活動に奔走してくれたことも、お聞かせいただきました。

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さて明日は、仙台別院の常例布教です。

2011年4月 4日 (月)

カタクリの花

今日は大野市中丁にあるS寺様の「降誕会法要(親鸞聖人の誕生1173年5月21日の祝法要)」のご法縁を頂きました。

S寺様は山の真下に本堂があり、未だに雪が残っていて、本堂は雪囲いで覆われています。

幸いに快晴に恵まれた一日でしたが、室内はかなり寒く、数台のストーブを炊いての法座でした。

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法座は、午前二座、午後二座の計四席のご縁です。

  親鸞聖人は、人間としての生れた甲斐は
  仏法を聞いて阿弥陀さまのご本願に出遇うためである
  と教えてくださいました

そんなお取り次ぎさせていただき、参詣された皆様、それは熱心にお聴聞してくださいました。

午後の法要では、ご住職が「東日本大震災の犠牲者追悼法要」もお勤めされました。

ご門徒の皆様は「被災された方々は本当に大変ですが、一日も早い復興を願っています」と語り合っておられました。

帰路途中の山沿いの道路には「かたくり祭り」と書かれた沢山のノボリ旗と大きな看板がありました。

見ますと、カタクリの花を見学できる場所でした。でも、まだ時期が早いようで来週あたりが見頃のようです。

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カタクリの花は、比較的日光の差す落葉広葉樹林の林床に群生して、早春に下を向いた落葉から桃色の花を咲かせます。

この可憐なカタクリの花は、春を告げる「スプリング・エフェメラル(春の短い命)のひとつ」と言われています。

昔はカタクリの球根から抽出したデンプンを片栗粉として、調理に用いていました。

近年は「片栗粉」というと「ジャガイモから抽出したデンプン粉」のことを片栗粉というようになっているようです。

私が幼い頃などは、片栗粉をおやつとしてよく食べた記憶があります。

それに比べ「今はおやつひとつにしても、大変な贅沢をしているなあ」と反省しながら帰宅しました。

さて、明日は東北に行く準備をしなければなりません。

2011年3月30日 (水)

卒業報告参拝

昨日、福井教区少年連盟卒業報告参拝に行って参りました。

毎年この時期に、小学校卒業された日校の子供たちが、ご本山へ卒業報告参拝を行ないます。今年は引率の先生方を含めて約五十名が参加しました。

大型バスで朝七時に、西別院を出発して途中、福井市、鯖江市、敦賀ICなどで各日校生を乗せて京都に向かいました。

京都到着後、梅小路蒸気機関車館を見学しました。この館は、1972年(昭和47年)に日本の鉄道開業100年を記念して開館したものです。

かって蒸気機関車の基地であった「梅小路機関区」の扇形車庫(重要文化財)に、日本を代表する蒸気機関車17形式19両を保存し、7両は動態保存されています。

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中でもC62形やD51形は館内で「SLスチーム号」として運転しています。見学の前に皆で乗車しました。蒸気機関の迫力に子供たちは大喜びです。

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見学後、ご本山到着し、聞法会館で昼食を頂いて、歴史と芸術に優れた国宝の書院と飛雲閣等の拝観をしました。

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天候にも恵まれて特に飛雲閣はすばらしいものでした。

拝観の後、いよいよ阿弥陀堂にて記念式典です。子供たちは神妙な面持ちで正座をして式典が始まりました。

厳教寺住職さんの調声で「らいはいのうた」をお勤めして、焼香、三つのやくそくを唱和して、日曜学校生代表の前田美咲さんが「ちかいの言葉」を述べました。

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日曜学校で学んだこと、一緒に過ごした友達のこと、お世話になった人たちのことを思い起こしながら、感謝の心で仏さまに卒業の報告をいたしました。

引き続き、ご本山より竹田総務(福井教区本専寺住職)さん、福井教区教務所長、少年連盟会長よりの挨拶も頂きました。

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式典後、境内にて記念撮影をして卒業報告参拝式典が終了いたしました。

来月より親鸞聖人七百五十回忌法要が始まりますが、その為のご影堂参拝仮設建物と食事場所の仮設建物が出来上がっていました。

その大きさの迫力に大人も子供もみんな驚嘆の声でした。さすが本山ですね。

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ふと「このような大きな仮設建物を、震災の被災者の方々に使用されたらどんなにいいのになあ」と、思ったことでした。

帰りはバスの中でアニメーションを見ながらの帰宅でした。行きと同様、途中に下車しながら無事西別院に到着いたしました。

各日曜学校の子供たちと引率の先生方は本当にご苦労さまでした。

2011年3月19日 (土)

被災地に灯りを‥

昨日、1枚のFAXが入りました。

  お寺に残蝋燭ありませんか?
  法要で使われた蝋燭の残りがあれば、
  分けていただきたいのです。

  今現在、電気が普及してない地区がまだあり、
  関東では計画停電という状況の中で、
  私たちが少しでもできることはないかと考えました。

  そして、「被災地の夜間の暗闇に灯りがあれば‥‥」
  と思い立ち、お寺にある残蝋燭を東海教区で集めています。

  東海教区に寄せられた蝋燭は、仙台別院に届け、
  各被災地の人たちの灯火にいたします。

  できれば西宮寺さんもご協力ください。

そのような内容のFAXで、送信者は、東海教区の法友で「淨願寺(愛知県西尾市)のU氏」でした。

U氏にその詳細を聞くと、数日前より東海教区内の寺院や、愛知県内の大谷派寺院にも協力を仰ぎ、約千本の蝋燭を集めたそうです。

その千本の蝋燭は、「日曜学校(キッズサンガ)」の子供たちの手によって、残蝋燭の汚れが丁寧に落とされ、綺麗な状態になり、既に箱詰めも完了したそうです。

この箱詰めされた千本の蝋燭は、明後日、21日にU氏自らが運転して、仙台別院へ届ける予定とのことでした。

被災地は電気不足であり、関東では計画停電も実施されている状況の中ですから、本当に良い企画だと思います。

私もわずかですが、この「法友の企画」に協力させていただきます。

昨夜は、組内の寺族青年会の総会がありましたので、早速この「法友の企画」を役員に伝達いたしました。

大小問わずにいろんな形で支援をしていくことも大切だと思いますが、大事なことは、被災地の人たちが「今、何を一番求めているのか」を的確に知ることが大切です。

送る側が「良かれ」と思って行動に移したことが、返って先方の迷惑となることもあるでしょう。

ですから、このたびの「残蝋燭による支援」については、「東北教区教務所長へ打診し、了解を得ての企画である」とのことでした。

2011年3月18日 (金)

災害義援金のお願い

東北関東大震災は、津波被害だけでなく、
福島第一原発の放射性物質の放出の恐怖で、
被災者の方々には、追い打ちをかける状況となっています。

本当に大変なことです。心よりお見舞い申し上げます。

震災直後に本願寺仙台別院へ車で駆けつけた妹が
昨日、心痛な思いで帰福し、
東北教区の被害状況を教えてくれました。

仙台別院では、仏婦の皆さんや、職員たちと共に
炊き出しをして、被災者の方々に差し上げたり、
会話を通して被災者の心の支えに努力されているようです。

また、東北教区教務所の高田所長は、東北教区内の各寺院と、
ご門徒の方々の被害状況の把握に走り回っておられるようです。

ご本山(西本願寺)のホームページにおいても
その詳細が掲載されていますように、東北の各寺院や
ご門徒の方々は、大変な被害に遭われています。

尚、各地の被災者の避難所へは、全国各地の各種団体より
「義援金」や「支援物資」などが届けられているようです。

仙台別院では「できれば東北教区の寺院と、ご門徒の方々に
直接お届けできるようお願いをしたい
」ということで、
このたび「東北教区災害義援金口座」を開設いたしました。

お気持ちのある方は、どうぞご協力をお願い申し上げます。

 ・振替口座:郵便振替(ゆうちょ銀行)
 ・口座番号:02270-2-106382
 ・加入者名:東北教区災害義援金

    窓口では振替手数料が若干必要となります。

    後程、仙台別院より、受領書等の送付を予定
    しております。

    お手数ですが、通信欄に氏名、住所、電話番
    号を明記してください。

2011年3月12日 (土)

火宅無常の世界

東北、関東での大地震で
被災された皆さまに謹んでお見舞い申し上げます。

昨日、M8.8の国内最大級の大地震で、
死者、不明者は1200人以上と報道されています。

心よりお悔み申し上げます。

私の義弟(妹の連れ合い)は、
本願寺仙台別院にて輪番をしております。

音信不通でしたが、今朝やっと連絡が取れ、無事で
昨夜から職員と共に自動車の中で仮眠したとのことです。

昨年の4月、東北教区の福島県、宮城県、岩手県等へ
巡回布教に寄せていただき、今年も4月に出講予定していただけに
お世話になった寺院や、門徒の皆さま方のことが心配されます。

今後は被災された方々に
何かできることをしていきたいと思います。