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2010年10月

2010年10月16日 (土)

修学旅行

作日の夜8時過ぎ、末子が3泊4日の沖縄への修学旅行から無事に帰宅した。

末子は、修学旅行で「楽しいこと」や「気の重くなる現実」など、いろいろな体験をして満足げに帰ってきました。

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沖縄の海では「サンゴが危機に瀕している」といわれていますが、海はまだまだ本当に透き通っているそうです。

だが、修学旅行の研修で選んだマリンスポーツでは、海中深く20メートルも潜り、魚と一緒に泳いだことには、かなり感激したようだ。

(さすがに海中の写真はありませんが)

クマノミやハナビラなど、映像でおなじみの魚たちが、人間を恐れることなく近寄ってきて、一緒に泳いでくるらしい。

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末子は、「この透明感!」と力説するけれど、今一つ実感できない。でも、短時間の講習で潜れるのだからすごい。

マリンスポーツでは、一時間半ほどの時間が「アッ!」という間だったらしい。

末子から、これだけの情報を得るのに、昨日と今日の2日間かかってしまった。

こちらが「ああなの?」とん「こうなの?」と尋ねても、「うん」とか「うーうん」の返事で繋げていくのだから大変です。

でも、「まあこの年代で、話してくれる方かなー」と思っています。

沖縄では、タクシーの運転手さんから、現地ならではのいろんな情報を聞かせてもらったそうです。

アップダウンの道が多いのは、平地は◎軍地になっているからだとか。いろんな危険が身の周りにあることなど、厳しい現実の沖縄も垣間見たようです。

私はというと、そんな末子の説明を聞きながら、お土産の「さーたーあんだーぎー」をほおばって満足しているのです。

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う~ん、コレおいしいのよ。

2010年10月13日 (水)

全国ニュース

昨日のお昼のニュースで、なーんとそれも全国放送で、「デイサービスセンターにクマ、女性看護師を襲う」というニュースが流れました。

クマが侵入したのは、勝山市の北部、野向(のむき)町にあるデイサービスセンターです。

勇敢にも女性看護師は、「重傷を負いながらも、施設内へクマを閉じ込め、鍵をかけた」というのですから、スゴイ!

私など、その女性看護師のように冷静沈着には処理できず、到底「死んだふり」なんかも出来ませんし、たぶんパニック状態になっていたと思います。

ここ勝山市でも、連日のように新聞やテレビで「クマの目撃や、痕跡情報が各地で急増」というニュースが報じられています。

市役所の巡回車による「クマに注意してください」との呼び掛けにも、「またか」という程度で、聞き流していました。

ですが、実際にこうして「市内の人がクマに襲われた」となると「危険と隣り合わせなんだ」と実感します。

今年は、クマの主要な食料となるドングリなどの木の実が凶作のため、クマも冬眠を控え「クマったなー」とばかりに食料を求め、人里へと降りてきたのでしょう。

そして、人里に降りてきて一番ビックリしたのは、人間よりもクマの方かも?

人間が一番尊くて、一番権利があって、一番優先される生き物として捉えているけど、クマだって「生きるのに精一杯なんだ!」と訴えていることでしょう。

仏教寓話に出てくる「お釈迦さまに我が身を投げ出した兎」のような「命を投じた慈悲行」はできません。

しかし、「謙虚」で「感謝」の気持ちは、忘れてはいけませんよね。「多くの命と皆さまのおかげにより」でしたよね。

デイサービスセンターに侵入したクマは、今日、射殺されたそうです。

この「看護師を襲ったクマ射殺」のニュースも、チリの鉱山落盤事故で、地下深くに閉じ込められている作業員33名の救出作戦の「世界に轟く一大プロジェクト」のニュースと並んで、全国ニュースで放送されました。

もっと、輝かしい勝山市の話題なら、歓迎なんだけれど‥‥。

でも、全国ニュースで放送されたおかげで、田舎から「陣中見舞?」を兼ね、「丹波の黒豆の枝豆」と「栗」が届きました。

不謹慎かもしれませんが、私的には、ラッキィ!でした。scissors

人間は、つくづく勝手な生き物ですね。

2010年10月12日 (火)

谷口サロン

本日の午後、永平寺町の谷口地区のサロンに寄せていただきました。

これは、どこの地区のサロンでもそうなのですが、男性の方が参加者の2~3割を占めます。ところが、こちらの谷口地区では、参加者の全員が女性でした。

日本人の平均寿命が、男性よりも女性の方が「約7歳も長寿」ということを、如実に反映しているような気がしました。

やはり、サロンにおいても、「歌」や「ゲーム」、「手遊び」などに積極的に参加されるのは女性です。

どうしても男性は、「失敗や、格好悪いことを避けたい」と思われるようで、慣れるまでには、少し時間がかかるようです。

また、男性と違って女性は、失敗よりも笑いを優先されます。女性には、「笑って済ませられることなら、それでいい」といった「たくましさ」さえ感じます。

もちろん、「おおよそ」ですが。

さて、他の地区のサロンと比べ、特にこちらの谷口地区の女性の方は、積極的に参加してくださいます。

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今回のサロンのご縁では、次ようなお話しをさせていただきました。

    私たちは、一方的な見方でモノを見てしまう。それも、自分の都合のいい物差しで計ってしまう。

    少し角度を変えるだけで、こんなにも違う見方ができる。

    当たり前と思っていたことが、当たり前でなく、当たり前でないと思っていたことが、実は当たり前であったことに気付く。

いろんなことが、すでに恵まれていて、そのことに感謝し、「おかげさま」と手を合わせて日暮をしたいものですね。

谷口地区の皆さん、今回も尊いご縁を有り難うございました。

2010年10月 9日 (土)

国民読書年

皆さん、ご存じでしたか? 「2010年は国民読書年」なのですよ。

この「国民読書年」とは、きっと「読書を推薦し、活字離れを何とか食い止めよう」ということなのでしょうね。

ちょうど本日の午後2時より、勝山市立図書館にて「読書の秋」とも兼ねた「記念講演」がありました。

ご講師は、読み聞かせや、家を開放して家庭文庫を開いたり、また、20年近くも「お話し養成講座」などの活動をされる経験豊富な「○定正世氏」です。

最近は、どこの学校へも「読み聞かせボランティア」の方が入り、「子供たちへ絵本の楽しみを伝えること」に日々励んでおられる所が多いと思います。

私もここ数年、地区の小学校に出向き、そのお手伝いをさせていただいているのですが、未だかつて「講習らしきもの」は何も受講していないので、「この機会に是非」と思い、聴講してきました。

ご講師の「○定正世氏」は、ここ勝山市のお生まれで74歳。現在は滋賀県高島町にお一人で暮らしておられるとのことです。

さて、今回の「記念講演」の講題は「耳から楽しむ読書、想像の世界」です。

    本というのは、一人で黙読しても良いが、
    声を出して耳に響く音を聞きながら読むと
    なお一層、心に響くものがある。

    読んでいる自分と、聞いている自分が
    一人二役をして、楽しめるというわけです。

講演でご講師は、このように「目だけではなく、音で読んで、想像しながら、膨らませながら、読むことの楽しさ」を、切々とお話しくださいます。

また、ご講師は、「ことりをすきになった山(アリス マクレーラン 著)」という絵本を丸暗記されており、講演の中で淡々と朗読されました。

その「丸暗記の朗読」は、7~8分もあったのですよ。私などは、「まずストーリーよりも、よく覚えられたなー」と感心するばかりです。

その絵本の朗読の後、ご講師は丸暗記された3冊の本の朗読も披露されました。昨晩の献立さえも忘れてしまう私にとって、ほーんと、羨ましい記憶力です。coldsweats01

まっ、私の記憶力のことは、とりあえず横においておき、この「耳から読む本の世界」は、ご講師のおっしゃる通り、想像力を駆り立て、10人が10通りの本を作り上げたことでしょう。

最後にご講師は、地元のS氏の奏でる篠笛(しのぶえ)の伴奏で、「湖の笛」という物語を朗読してくださいました。

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その「朗読家と音楽のコラボ」は、それはそれは素敵な体験で、有意義な時間を過ごすことができました。

講演でご講師は、次のようにもお話しくださいました。

    読書は、経済的な、知的な楽しみです。

    ひいてはそれが、人生をより豊かなものにするだけでなく、感性を磨き、表現力を高め、想像力を豊かなものにし、生きる力となることでしょう。

    この歳になって、親への感謝の気持ちがわいてきたり、人生の指針とも思える詩に出会うなど、毎日のお経の如く、自分で声に出して読み上げ、自分の耳で聞いている。

    私は74歳、年をとるということも、捨てたものではないですよ。

それは、そのお話しの通り、「長年に渡り朗読活動に活躍された故の若々しさ」が伝わって来ました。

本日の「記念講演」は、「秋の夜長は、ゆっくり読書なぞして過すのも、これまた贅沢でいいかなー」と思わしてくれるご縁でした。

2010年10月 7日 (木)

廃油石鹸に挑戦

10月度の「四葉のクローバー会(県外出身者の会)」の例会は、「廃油石鹸に挑戦」です。講師も、メンバーのお一人が、引き受けてくれました。

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同行の子供たちも、「エ~~ッ? 廃油で石鹸なんて作れるの?!」って、モー興味深々です。

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この「廃油石けん」は、分量を混ぜるだけで簡単に出来るのですが、医薬用外劇薬に指定されている「苛性ソーダ(別名:水酸化ナトリウム)」を使うので、くれぐれも注意が必要です。

先ずは、水と規定分量の苛性ソーダをペットボトルの空き容器に入れ、静かに溶かします。

すぐに溶けますが、その液体に触れると、火傷のような症状になるので、とても危険なんだそうです。

その後、規定分量の尿素を加え、よく溶かします。そして、いよいよ廃油を入れてよく振ります。

2日ほど寝かし、容器から取り出し、一週間ほど乾燥させたら「廃油石鹸」の出来上がりです。

廃油を入れて振るのに、かなりの根気が必要なのですが、メンバーとしゃべりながらの作業なので楽しく、しかも「二の腕ダイエット」の効果も期待できそうです。

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今回、贅沢にも「健康油の代表」と言われる「えごま油」でも、「廃油石鹸」にチャレンジしました。

しかし、この「えごま油」は、なかなかドロドロ状態になってくれません。

うまく固まるかどうか不安です。2日後にしっかり固まっていることを願うばかりです。

まっ! これで成功すれば「エコ石鹸?」の完成です。

完成した「廃油石鹸」は、台所で使うのもOKですし、洗濯に使うと頑固な汚れがよく落ちるそうです。

これは楽しみです。後は、廃油と同じように「寝て待つ?」だけです。

2010年10月 6日 (水)

この街で

私、次はきっとこの歌がブームになると、予感しています。

2~3年前に大ヒットした歌に「千の風になって」があります。この「千の風になって」は、「秋川雅史さん」が歌い、一躍全国に知れ渡たりました。

ですが、元々は、作家、作詩作曲家、写真家、環境映像プロデューサーなど、多才な顔を持つ「新井満さん」が作曲された歌なのです。

私は、「秋川雅史さん」の威風堂々とした歌唱で、スタンダードとなる2年ほど前から、CDで「新井満さん」自身が歌う「千の風になって」を聞いていました。

この「新井満版」を聞いてすぐ、「私のお気に入りの歌」になっていました。

その後、「秋川雅史アレンジ版」が出ますが、やはり本家の「新井満版」の方が好きです。どんなに「秋川雅史アレンジ版」がヒットしても、やっぱり「新井満版」の方が味わいがあって好きなのです。

今年の3月、新井満さんの講演会で、新曲『この街で』を聞いてきました。

この講演会で、新井満さんは「この歌は『新曲』といっても、歌い始めてからずいぶん経っているんですよ」と、おっしゃっておられました。

そして、この新曲『この街で』は、次のような経緯で生まれたそうです。

    2005年3月3日、コミュティセンターで開催した、日本ペンクラブ「平和の日、松山の集い」の中で、『恋し、結婚し、母になったこの街で、おばあちゃんになりたい!』という言葉に感動したゲストの新井満氏と三宮麻由子さんは、即興で歌を披露。(松山市ホームページより)

ということは、「歌が出来てから5年経っている」ということになります。

講演会でも、新井満さんは、「ほぼ即興の歌」と説明されていましたが、そんな謙虚な説明の通り、すぐに口ずさめる詩で、親しみやすいメロディーです。

3月の講演会で、しかもライブで初めて『この街で』を聞いた時は、「優しい素朴な歌」としか思わなかったのです。

ですが、最近、何回も、何回も、『この街で』を聞く機会があって、モー私の耳から離れなくなりました。

じっくり歌いこまれる詩の一語、一語が、私の心の琴線に触れます。じんわりと心に入り、そして、心に根付いてしまうような感じです。

    皆さん、ここまで言うと、どんな歌か聞きたくなってきたでしょー?
    検索すると、たくさんヒットしますので、ぜひ聞いてみてくださいね。

この『この街で』は、「この街で生まれ、育ち、出会い、恋し、母になって、お婆ちゃんになって、お爺ちゃんと一緒に生きていきたい」というストーリーの「郷愁溢れる歌」です。

ホーント、この詩のように、そうありたい。平凡であることの非凡さ、そして、有り難さがジンワリと胸を打ちます。

何だか、この『この街で』は、きっと「千の風になって」と同じように、ヒットするような気がしています。

    エーッ! 「賭けようか」って? 嫌ですよ。
    でも、当たったら、嬉しいな‥‥

2010年10月 4日 (月)

お寺のリボンちゃん

今月も、かわいい園児たちが、すばらしい秋空のもと、お寺へ元気にやって来てくれました。

園児たちがお参りしてくれるようになって4年目です。園児たちは、毎年「ぬいぐるみをお友達」として、一緒にお参りをしています。

今年の「ぬいぐるみのお友達」は、ディズニーのキャラクターの「スティッチ」です。

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今年のきりんさん組の帽子の色は、偶然、「スティッチ」と同じ水色なんです。

そして、今年の「ぬいぐるみのお友達」、「スティッチ」の名前(愛称、ニックネーム)を、園児たちが「リボンちゃん」と名付けてくれました。

園児たちは、お寺に来るたび、皆が「リボンちゃん」に頬ずりし、「最後の方の園児になかなか順番が回ってこない」という盛況ぶりです。

最近、老人施設では、犬や猫のぬいぐるみや、お人形などが置いてあり、「癒しグッズ」になっているようです。

園児たちも「リボンちゃん」のことが大好きで、一緒に参加することが当たり前になっています。

行事や運動会など、私が保育園に行く時は、必ず「リボンちゃん」も同行します。

すると、園児たちは、私を見つけるよりも先に「リボンちゃん」を見つけ、飛んで来てくれます。

なんだか、チョット、嫉妬しちゃいます。でも、「園児たちが和やかにお参りしてくれるのも『リボンちゃん』のお陰かな?」と感謝しています。

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さて、今回は、園児たちに、大平光代さんの絵本「はるちゃんのいただきます」を読みました。

この本願寺出版社から出ている絵本、「はるちゃんのいただきます」には、お母さんと幼い娘が、肉屋さん、魚屋さん、八百屋さんで食材を買い、料理を作って食べるまでの様子が描かれています。

    Photoテーブルに並ぶ肉や魚、野菜などの元の姿、形を知っているよね。

    また、その牛や豚、鶏などを育てる人も、漁師さんも、お百姓さんも、知っているよね。

    そして、肉や魚、野菜などをさばいたり、色々な料理を作ってくれる人たちもいないと、私たちは食べられないよね。

    だから、チャーンと、食べ物にお礼をしようね。

園児たちへ、「食事の前と後には、命から恵みを得たことへの感謝と、思いやりを伝えようね」ということをお話しました。

でも、園児たちは、「いつも、いただきます、ごちそうさまを言っているよ」と答えてくれます。

ウ~~ン? となると、いつから人は、「食への感謝」を言わなくなるのだろう。

大人になるにつれて、「言えていたことが、どんどん言えなくなる」、「一番大事なことが、お粗末になる」、そんなことはないかしら?

子供には、「しっかり言いなさいよ!」と教えているのにね。例えば、「ありがとう」、「ごめんなさい」、「すいません」もそうですよね。

ウ~ン、胸にズシリとのしかかります。‥‥だって、この私の事ですから。coldsweats01

2010年10月 1日 (金)

家庭法座 No.245 号

仏法の 教えに育つ 実る秋

夏の暑さが去り、朝夕めっきり涼しくなりました。

衣替えの月となり、報恩講の時期です。

仏法聴聞で「心の衣替え」をさせて頂く時です。

日頃忘れがちな「仏さまのご恩」と「親鸞さまのご恩」を感謝させて頂きます。

高齢社会で「余生を過ごす」と言いますが、親鸞聖人は九十歳まで沢山の著作をされ、思想を深めました。

私たちも、人生をお念仏と共に、美しく磨き上げましょう。

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今月の行事 10月20日(水曜日)午前、午後 報恩講法要
布教:滋賀県浄光寺ご住職 行信教校講師 藤沢信照先生

おとき(昼食)が出ます
皆さまお誘い合わせの上お参りください