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2010年4月

2010年4月28日 (水)

暴風雨 過ぎ去る

一昨日は、すごい暴風雨でしたね。

  こんな時期に
  こんな荒れ模様なんてどうなんだろう

と、いぶかっていたら、なんと去年の4月26日も、すごい雨風だったんですよ。

  なーんでそんなこと 知っているんだ?

というと、日記を付けているのです。
それがなんと12年目になるというからすごい!

自分で言ってれば、世話ないですね。

実は、その昔から「祖母太鼓判」の「三日坊主」だったんです。

夏休みの作品を始めるのはいいのですが、いつも最後まで続かなくて、ほったらかしになってしまい、いつも祖母が愚痴りながらやってくれました。

祖母の口癖は、「おまえは、なんでも最後まで続かん子やねえ」でした。

  おばあちゃん!見てるか!
  続いているよ!
  12年も日記(5年誌ですが・・・一日5行ですから)

我ながら、こんなに続けれるとは、思っていませんでした。

本当は、やればできる子なんです。(誰かの通知表の批評と一緒)

それよりすごいのは、30年近くなる結婚生活かもね。なんちゃってconfident

2010年4月27日 (火)

仏の子のお参り

仏の子のお参り

4月26日の午前10時、今年も「T保育園のきりんさん組」のかわいい園児がお参りに来てくれました。

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園児たちの来寺は、今年で5年目になります。

毎年4月に初めてお参りにこられ、翌年の3月に卒業を迎える時には、本当にしっかりお話が聞ける態度が、身についているのには感心させられます。

今日は、さっそく「しゅくだい」を出しました。

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学校で出された宿題が、おうちで「だっこ」してもらってくることでした。

最初は、嫌がっていた子たちも、帰ってさっそくだっこしてもらい、得意げに次の日学校へ行くお話です。

4歳児の園児たちも、最初は「えっ~、いや~」と言っていましたが、私が順番にだっこしていくと、嬉しそうに抱きついて来てくれました。

本当は、大人になったこの私が、園児たちに「よしよし、がんばってね」と抱きしめられ、励まされた気がします。

大人なんだから、親なんだからと、「いっぱいやせ我慢をし、かっこをつけてきたな」と思います。

本当に抱きしめられたいのは、「迷えるこの私」です。

仏様にしっかり抱きとられている私でしたね。

子供たちにも、「目には見えないけれど、見守られていることを、今年も伝えていけたら」と、心新たに思ったことでした。

そして、今年も「子供たちの感性の素晴らしさ」を吸収したいと思います。

2010年4月26日 (月)

中仏同窓会福井支部学習会

福井西別院にて、京都中央仏教学院通信教育の「同窓会福井支部学習会」が行われました。

私は、本年3月より来年8月まで、毎月一回「歎異抄」を講義することとなっております。

講義には、老若男女約百名の方々が参加され、熱心に聴聞してくださいました。

午後1時より「仏教讃歌の練習」が行われ、皆さん大合唱で歌い、その歌声は会館全体に響きわたりました。

午後1時半より4時までは「歎異抄」第1条「本願の心」をお話いたしました。

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昨年は、鯖江市の真宗誠照寺派本山で「歎異抄に学ぶ」と題し、講義を一年間しましたが、夜にもかかわらず約150名の参加者がありました。

やはり「歎異抄」は魅力ある書物として引きつけるものをもっているのでしょう。

ただ「歎異抄」は「非常に鋭いカミソリのような書物」ですから、よほど注意をして読まないと怪我をする恐れがあります。

私自身も先師のご指導を頂きながら勉強させていただくつもりです。

参加者の皆様と共に2年間学ばさせて頂きます。

皆さん、どうぞ宜しくお願いいたします。

2010年4月22日 (木)

永代経法要のご案内

永代経法要のご案内

日時:5月19日 夜7時
     20日 午前10時 午後1時半

布教:岐阜教区 光宗寺さま

亡き人を偲び、わが命の行方を聞かせていただきましょう!

4月常例終わる

寒暖の差が激しい今日この頃、本日の4月度の常例は、「曇り時々小雨」というの空模様でした。

  天気が良すぎると、畑や、田んぼ、家の用事などが
  気になってゆっくりお聴聞できない
  だから、今日のような空模様の方が、雑念が入ることなく
  お聴聞に集中できていいんです

と言われる。

皆さんの前向きなとらえ方に、教えられることがたくさんあります。

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今回の常例には、勝山市北郷町のサロンの方も、20数名が参拝して下さり、若夫婦も帰ってきてくれ、賑やかに勤めることができました。

2010年4月20日 (火)

筍届く

今年も、田舎より「初の筍」が届きました。

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ダンボール箱にいっぱいの筍と、隅にゆでる時の米ぬかが入っておりました。

何人かの方におすそ分けをし、さっそくゆがき、本日の常例法座に「若竹煮」と「ちらし寿司」に使い、皆さんに召し上がっていただきました。

 ・薄味だと「体にいいねえ」

 ・くどいと「おかずには、これぐらいでないとねえ」

お参りの方は上手に慰めてくださいます。ほめ上手に育てられ、ここまでこれたようなものです。感謝!

2010年4月19日 (月)

旧木下家(勝山市北郷町)が重文に

江戸後期(170年ほど前)の上層の農家が、近代への民家建築の変遷をたどる上で貴重な民家のため、このたびようやく日の目を受け、晴れて「国の重要文化財に指定」される運びとなりました。

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17日、18日に一般公開され、「学芸員の解説もある」というので行って来ました。

なんと「2日間で300人を超える方が来られた」ということで、関心の高さが伺えます。

ちょうど福井工大の教授が来られていて、説明を受けることができました。

黒光りのする欅のつやや、囲炉裏のすすのにおい、数年前まで住んでおられたこともあってか、170年前の建物とは信じ難く、 特に奥の仏壇の間は8畳あり、さらにその奥に4畳ほどの部屋もあり、一間幅のお仏壇が安置されていました。

それは、拙寺のお内仏とは比べようもないほど、立派なお仏壇でした。

当時の人がこんなに仏さまを大切にし、仏さまを中心とした生活を送っていたのかを 知り、感激するとともに「坊を守る私がここまで大事にできているのか?」恥ずかしく身のすくむ思いでした。

当時から脈々と伝わり、受け継がれている教えを、今、私たちが聞かせていただいている不思議を感じずにはいられませんでした。

勝山には、世界に誇る「恐竜化石」や「白山平泉寺」などありますが、何といっても「真宗の教えが大事に受け継がれていること」に誇りを感じて帰って来ました。

2010年4月16日 (金)

明日ありと・・・

あっという間に桜が満開になったと思ったら 雨や寒さが逆戻り、花見どころではなくなりました。

とは言っても、「一風吹けば すぐに散ってしまう花の命、この期を逃しては」と、みんなで夜桜を楽しんできました。

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ヨツクロのメンバーの一人が引っ越しをされるというので、送別会を兼ねて花見をしました。

食べ物は例の如く持ち寄りです。草餅、ぼたもち、おにぎり、若竹煮、春巻き、チキンナンバ、赤飯、つけもの、味噌汁など。

そして、なんといっても、今回の花見の主役は「おでん」でした。

勝山のこの時期は、例年でも寒く、弁天桜通りは九頭龍川の風が吹きあげ、震えながらの花見となります。

これまでは「こんな寒いのによくやるねえ」と横目で見ていたのに、今年は私たちが見られることになるとは。

でも、この日は風もなく穏やかで、ライトアップの夜桜が最高にきれいでした。

夜半の一風で散ってしまう花びらを惜しむように、大切に、大切に、時を過ごしたいと思います。

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2010年4月10日 (土)

まちなか巡りツアー

9日の福井新聞の奥越欄に記載の「勝山の歴史遺産を巡ろう」の文字が目に飛び込んできた。

今日の明日とは、急な日程だなあと思いながら、先日受けた「かつやまふるさと検定」の実地見聞に「またとないチャンス」と、お友達を誘って申し込みました。

旧町内を2時間かけて歩きまわるコースで、「ボランティアガイドもつく」というので、気合を入れて「はたや記念館 ゆめおーれ勝山」に向かいました。

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なあ~んと、「勝山の歴史遺産を巡ろう」に申し込んだのは、私たち二人だけでした。

贅沢にも、ガイドさんがついてくださり、3人で「まちなかツアー」をしてきました。

   ・勝山城本丸や天守台跡地 
   ・家老林毛川氏の石碑がある毘沙門神社
   ・勝山藩校「成器堂」の建物が残る神明神社
   ・七里壁
   ・寺町のお寺
   ・大清水
   ・勝山藩主小笠原家の菩提寺の開善寺

などなど、ふだん通らない路地を通り抜け、満開の桜を愛でながらゆっくりまちなかを歩いたのは初めてで、こんなに歴史的遺産があることに驚きました。

2時間15分は、アッという間で、ふだん歩きなれていない私も、心地よい疲れとなりました。

70歳のガイドのIさんは、私たち2人のために詳しく、熱心に説明してくださり、本当にありがとうございました。

少し勝山の歴史が分かってきたような(?)感じがします。

予約すれば、土日にガイドしてくださるとのことです。皆さんも、まちなかをまわってみれば、楽しい発見があるかもよ good

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本町にある花月楼のしだれ桜

2010年4月 8日 (木)

春をいただく

春になると、どうしても一度は食べたいものがある。

それは「ツクシ」です。

皆さん「エッ!ツクシを食べるの?」と思われるでしょうが、ツクシは高級料理店でも出されている「珍味」なのですよ。

春に田舎に帰ったときは、必ず土手を探しまくって、ツクシを採っていました。

今回の帰郷の折も、ツクシを採りに行ったのですが、ほんのわずか遅かったようで、「ツクシ」は「スギナ」になってしまっていました。

  そうなれば来年まで食べられない
  いや兵庫で遅いなら、勝山は旬だ

と思い、勝山へ帰ってきて、早速ツクシを採りにいきました。

案の定、旬は過ぎていましたが、何とか一回分を確保できました。

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ツクシは、できるだけ茎の長い、胞子が開いたものを採ります。

その後の始末、これが大変で、袴をとる作業に時間がかかり、爪もツクシのアクで真っ黒になります。

最近は、にがみがある頭の部分も取って、茎だけにします。

本当に見た目では、「これは何?」と思うほどの高級感になります。でも、調理後の量は5分の1ほどになってしまいます。

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湯がいて、炒め、醤油で味付けるだけ、とてもシンプルな料理(?)です。

しかし、これが美味い!

  うん、うん、この味、この味。
  満足、満足。

やっと、帰郷の旅が終わりました。

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追伸:留守番をしてくれた息子夫婦と孫に感謝 lovely